ハネタンのインテリアコラム VOL.6
【 カーテンマニアの名誉にかけて 】
こんにちは!ハネタンです。
突然ですが、皆様はインテリアお好きでしょうか?
私は大好きです!
この度のコラムでは、自称カーテンマニアである私ハネタンが、インテリアの一つである「カーテン」の魅力についてお話したいと思います。
え・・退屈そうな内容だな、と思ったそこのあなた。食わず嫌いはいけませんよ!笑
・・とは言え私も、カーテン業界で働くまで、インテリアというものについて深く考えたことはありませんでした。
部屋の中なんてほとんど見られる機会もないし、物が少なくてスッキリ見えたらそれでよい。ぐらいの認識だったと思います。
そんな私がカーテン屋の一員になってから10年が経とうとしています。
今だから思うこと。
『インテリア』は、単なる室内装飾ではなく、洋服と同じようにその人の個性を映し出してくれるものだと感じています。
そして、お部屋をコーディネートする上で一番大切なものは『カーテン』だと本気で思っています。
『おいおい、それはカーテン屋だからひいきしてるんだろ?』と思われるかもしれません。
でも、信じて下さい。カーテンには空間を素敵に魅せてくれるエッセンスが詰まっているのです。
今回の記事は、お勧め商品の紹介をランダムに交えつつ、私自身が思うカーテンへの思い入れを綴りたいと思います。
↑当店のプライベートブランド【MAISON BLANCHE -メゾンブランシュ- ソラフルール ブルー】
天然素材のナチュラル感と濃いブルーのカラーが斬新なデザインです。
↑WEB独占販売中の【Piccola Piccoloシリーズ カエルとお姫様】
お子様の夢・想像力を育む可愛らしいデザインばかりを取り揃えたシリーズです。
私は新商品を掲載するため、おそらく数百回以上カーテンの撮影を行ってきました。
初めの頃は、カーテンを綺麗に見せるにはどうしたらよいのだろう・・と思い悩み、ひたすらカーテンをアップで撮り続けていた時期もありました。
しかしそのやり方では、空間をイメージしていただくことは難しかっただろうと思います。
(そんな分かりにくいWEB画像からイメージを膨らまし、カーテンをご購入いたいたお客様、素敵なご感想とお写真をいただいたお客様には頭が下がる思いです)
⇒お客様からのお写真付きのレビューはこちら
中には私自身が理解できない、難しいデザインもありました。
このデザインはどういう部屋に合うんだろう・・。と考えだした時に、やっと空間コーディネートの大切さに気づきました。
それからはコーディネートに必要な備品を増やしていき、どのようなデザインのカーテンにも、必ずマッチするコーディネートがある。という結論にたどり着きました。
空間とカーテンデザインがマッチすると、魔法のように素敵な空間に早変わりするのです。
あくまでマッチするかどうか、ということが一番のポイントであって、デザインの良し悪しではない、ということ。(好き・嫌いはどうしてもありますが)
そして、空間の引き締め役を担っているのは、他でもないカーテンだということをしみじみ感じたのです。
↑当店ブランド【COMFORTA -コンフォルタ- アンシャレ ブラウン】ヴィンテージ調インテリアにぴったりのデザインです。
さらに、『カーテン』と一言では済ませられない魅力にも気づきました。
例えば、プリントか、ジャガード(織柄)か、ということ一つでも大きく印象が変わります。
プリントデザインは細やかなで複雑な色合いのデザインでも鮮明に表現できるため、お部屋の印象を大きく変えてくれます。
ジャガードは織りでデザインを表現するため立体的があり、繊細で高級感があります。
同じコーディネートでも、カーテンを変えるだけで違う部屋のような錯覚に陥ってしまうほどです。
また、窓にかけるカーテンは、天気や時間帯によっても表情を変えてくれるところが楽しいです。
光を味方にキラキラと光るレースを眺めていると、とても優雅で心地よい気分になります。
ソファを変えるより、テーブルを変えるより、ガラっと室内の印象を変えてくれるのがカーテンではないでしょうか。
↑GREENERYシリーズより、リーフオーナメント グリーン
透明感のあるオパールプリントは、光を味方にするカーテンです。日差しを受けてキラキラ輝きます。
さらにカーテンの重要性を感じた出来事があります。
それは私自身がマイホーム(マンション)を購入したことを機に、カーテンを新調した時のことです。
新居はリビングの窓の幅が広く、カーテンでかなり印象が左右されそうな部屋でした。
ナチュラルエレガント系の部屋にしたいというふんわりとした希望はあったものの、なかなか前に進まず難航していました。このテイストもいいけど、こんなテイストも憧れるなぁ・・といった感じです。
思い切って、先にカーテンを選んじゃおう!と決めたのがホワイトローズをモチーフにしたオパールレース&天然素材のカーテン。
これは完全に私のインスピレーションというか、一目ぼれでした。
カーテンを決めてからは、不思議なことに一瞬で家具を決めることができました。
以前の私なら、とにかく好きな形・デザイン・ピンときたもの、気に入ったものを取りあえず集めて、それに合うカーテンを適当に選んでいたと思います。
好きなものに囲まれていても、統一感がなければ居心地のよい空間とは言えないですよね・・。
お気に入りカーテンを選んだことが、空間のテーマ、道しるべになったのではないか。と今になって思います。
↑ハネタンの自宅(トランプさんが映っていますが、スルーして下さい・・)
↑ホワイトローズをモチーフにしたオパールレースに一目ぼれ。とても気に入っています。
よくカーテン選びのご相談いただく中で、「床の色はブラウンで、壁は白で、机は茶色で・・どのカーテンがお勧め?」とお話しいただくことがあるのですが、
その情報ではお客様が本当にご満足いただける商品をご提案するのは難しいかもしれません。
逆に、こういう雰囲気のものが好き!とかこのデザインにはどんなコーディネートがいいかしら?というご相談だとイメージがしやすいです。
なんでもいいのよ~というおおらかな方でも、必ず趣味趣向はあるものです。
もちろん、それを引き出すのが私たちの仕事でもありますし、その近道(道しるべ)を見つけていただくことが私たちの課題でもあります。
私の方法を採用していただけるかは分かりませんが、このデザインが好き!というインスピレーションを信じてみるのも一つの手だと思います。
もし、お部屋のコーディネートに悩みすぎてパンク寸前の方は、たった一つでもこれは絶対に外せないというものを中心にコーディネートしていただくのをお勧めしたいです。
ご参考までに、お時間のある方は当店のコラム『失敗しない!おしゃれなお部屋の作り方』をぜひ見てみて下さい^^
ところで、今一番言いたいことがあります。
『カーテンを、掛けましょう!』
なぜ私がこんな主張をするのかというと、最近テレビを見ていて疑問に思うことがあったからです。
某バラエティー番組を見ていた時のこと。芸能人のお宅に訪問をして、その人のセンスを品評するといった趣旨の内容の番組でした。
その方のご自宅は、中庭のようなところがあり、緑が生い茂っていてとても素敵な雰囲気でしたが、カーテンが掛けられていませんでした。
問題はここからです。
その部屋の様子を見ていた某女性タレントの方が、『おしゃれ~!カーテンない家羨ましい~!』と仰ったのです。
私はその時の衝撃を忘れられません!(カーテン屋としては、誠に遺憾です笑)
しかし、ここは冷静にならなければいけません。
カーテンが掛けれていない部屋は本当におしゃれなのでしょうか?本当だとすると、カーテン業界はどうなってしまうのでしょうか?
確かにその芸能人のお部屋は、草木の木漏れ日が窓越しに入ってきて素敵なお部屋でした。
中庭のようなスペースを確保することにより、上から降り注ぐ光が拡散されてとても明るく感じられましたし、羨ましいほどおしゃれなご自宅でした。
↑※実際のお部屋の写真ではなく、イメージです。
そのご自宅は半地下にあるそうで、吹き抜けにすることで光を室内に取り入れる仕組みになっていたので、敢えて装飾を施さない使うことが前提のようなお部屋です。
本来であれば日当たりのよくないお部屋なのですが、様々な工夫で光を取り入れられているところが素晴らしいと思いました。
この芸能人の方の家は、光を部屋に取り入れることがテーマになっているので、カーテンを無理やりつける必要はないかもしれません。このケースは例外中の例外だと、私は思いました。
仕事柄、お部屋訪問の番組は食い入るように見てしまいますが、特に芸能人の方はお部屋にカーテンを付けられない印象があります。
よくあるのは、高層マンションで日当たりも抜群で、ワイドスパンの窓から景色が一望できるお部屋です。
とにかく解放感を出したいからと、窓が一面むき出しの状態で暮らしている方が結構いらっしゃいます。
『ドヤ!この景色!』といった感じでしょうか。
↑高層マンションから見える景色(イメージ)
このケースに関して、私は少し疑問を抱きます。
確かに解放感はあるかもしれませんが、失礼ながらおしゃれだとは思えないのです。
<カーテンをかけること前提とした窓>にカーテン(或いはそれに準ずる装飾品)を付けない、というのは私からするとナンセンスに見えます。
アルミサッシがむき出しになっている窓がイケてる!とはどうしても思えません。
高級で素敵な家具に囲まれているのに、ここにあのカーテンを掛ければ・・ここにこの装飾品を付ければ・・と、どうしても妄想してしまうのです。
都会的で垢抜けた雰囲気にしたいのであれば、シェードやブラインド、バーチカルブラインド・ロールスクリーン等色々手段はあります。
オーガンジーのような限りなく透明感のあるレースを1枚吊るすだけでも、ムーディーな雰囲気を作ることができます。
解放感を損なわず、おしゃれに魅せる方法はいくらでもあるのです!
↑ロールスクリーン【フレスカ】遮熱効果と透け感のある、機能とスタイリッシュさを兼ね備えた商品です。
幅の広い窓でも簡単に操作できますし、ワイドスパンの窓にお勧めです。
↑透明感の高いオーガンジー生地を使用した、レースオーラ ベージュ。オーラをまとったようなニュアンスカラーが素敵です。
その他の例としましては、ナチュラルで抜け感のある空間演出をするために、カーテンを付けない、というケース。
カーテンを付けることにより、面白みのない空間になってしまうと思われる方が少なからずいらっしゃるようです。
しかしそれは勿体無いとしか言いようがありません。
確かに、一般的なカーテン(形状記憶がしっかりあてられた、遮光機能が付いたカーテン)は全てが天然木でできているようなナチュラル空間にマッチしにくいかもしれません。
ですが、天然素材のカーテンだとどうでしょう?
形状記憶も付いていませんし、ヒダが綺麗に付いているのがお好みでなければ、フラット仕様(ヒダのない状態)でお仕立てすることもできます。
カーテンの付いていないナチュラル空間は、ともすればだらしなく見えてしまう可能性もあります。
天然素材のカーテンは光を受けると柔らかな光を取り入れ、うっとりするほど美しい表情を見せてくれます。自然素材でできているので天然木にも完全にマッチします。
マグネットタッセルのようなカジュアルアイテムを取り入れれば、さらに抜けのある素敵な空間に仕上がるのではないでしょうか。
↑上質なリトアニアリネン100%のカーテン【メーイレ エクリュ】。自然の恵みでできた、優しさいっぱいのカーテンです。
↑フリークロスをカーテンクリップで留めて使用する【EASY STYLEカーテン】。より抜け感のある演出に、お勧めです!
カーテンのない家のほうがイケてるのだ!という方には何も申しません。
私は、家の中はその人にとって居心地のよい空間にするべき。と思っています。ですが、私個人の意見としては、カーテンを掛けない=おしゃれである。というのは断じて認めません。
これはカーテンマニアの名誉にかけて主張したいところです。
極端な例ではありますが、「洋服着てない人って、ナチュラルでおしゃれだよね。」という意見が受け入れられないのと同じです。
確かに解放感があって気持ちがいいかもしれませんが、色んな意味で問題があるのは言うまでもありませんよね?
(カーテンを掛けていないことで警察に捕まることはないでしょうけれど・・)
カーテンはお部屋の洋服のようなものだと私は思っています。
影響力のある女性タレントの方が『カーテンのない暮らしが憧れ』と発言をしたことで、テレビを見ている方が『カーテン=ダサい』という勘違いをしなければよいな・・と思うばかりです。
見た目のことばかりではなく、カーテンのない生活はとても不便だと思います。
窓を通して入ってくる冷気・夏の紫外線はハンパじゃありません。
↑patati patata パタティパタタシリーズ <レースマジック>。レース1枚だけでも、強力に紫外線をカットしてくれます。
日当たりのよい窓だと夏はかなり過酷ですし、強烈な日差しは家具の色褪せや劣化に繋がります。
私の家は紫外線カットだから大丈夫!と思っている方もいらっしゃいますが、紫外線を侮ってはいけません。
私の家も、リビングだけはペアガラスで紫外線も70%以上カットと聞いておりましたが、天然素材のカーテンが脱色するほど色あせしました。
逆に日当たりのよくない窓の場合、夏は凌げるかもしれませんが、冬になると冷気をどんどん取り込み、寒いことこの上ないと思います。
たった布1枚でも、カーテンがあるのとないのとで体感が大きく変わるのです。
快適な生活を送るには、見た目と中身のバランスが大切ではないでしょうか?
話は変わりますが、私は模様替えが趣味です。
模様替えと言っても、私からすればとても高い買い物だった家具を簡単に買い替えることはできません。
それに、大きな家具を買い替えるとなると労力が必要になります。
きっと10年、いや20年経っても同じ家具を使っていると思います。
では何を変えているのでしょう?
お察しのとおり、カーテンです。引っ越しをして5年が経ちましたが、4回もカーテンを買い替えています。
カーテンは畳んで保管していればそこまで場所を取りませんし、簡単にガラっと空間のイメージを変えることができるので、模様替えには一番適しています。
↑当店の人気商品【 MARINE & PIER ラグーンイエロー】海の中にいるみたいな気分になるデザイン。
カーテンばかり買い替えて、無駄使いだ!と思われるかもしれませんが、私は洋服を買うよりカーテンにお金を使うが有意義なのです。
洋服だって、数着買えば数万円することもあります。しかしながらワンシーズンで着用しなくなることもあります。
カーテンはどうでしょう?モノによれば2、3万円以内で購入できますが、10年以上カーテンを買い替えないかも多くいらっしゃいますよね。
確かに、カーテンを機能だけの観点のみで見ると、消耗しない限り買い替える必要なんてないかもしれません。
(ポリエステルのカーテンは非常に丈夫にできていますので、5年~10年の耐久性はあります)
私の場合カーテンはインテリアだと思っているので、カーテンを買い替えることが無駄だとは全く思わないです。
だって、カーテンは無限の魅力を秘めているのですから!(私のカーテン愛についてはもうお分かりですよね?)
もちろん、購入したカーテンのデザインがお気に入りすぎて模様替えをする必要がないという方もいらっしゃると思います。
お気に入りのデザインを見つけるのも一つの出会いですので、全く否定するつもりはありません。
気に入ったものを長く大切に使う、というのも素晴らしいことです。
何にせよ、お気に入りのデザインのカーテンで日々の生活が楽しくなれば良いということです!
ただ、カーテンの素晴らしさをお伝えするのは、私の使命なのです。
そして、魅力を分かっていただくには実際の目で見ていただく他ありません。
今後、模様替えの楽しさをコラムでお伝えしていければと思っています^^
お時間がある方はお付き合いいただけると嬉しいです。
余談ですが、私は2匹の猫ちゃんと暮らしています。
猫ちゃんとの生活がハッピーすぎて、猫ちゃん柄のカーテンに模様替えをしてしまいました!
↑愛猫ココ&トラとのスペシャルショットです。時々カーテンにダイブする時があるので、冷や汗ものです。
↑オリジナルデザイン<Lotti -ロッティ-<RENYAX TIME -リニャックスタイム->アンティークな色使いが可愛くてお気に入りです!
仕事で疲れて帰宅した時も、愛猫と可愛い猫柄のカーテンを見るだけで癒されます^^
部屋の雰囲気を変えると気分もリフレッシュしますし、良い気分転換になります。
コーディネートについては私もまだまだ勉強の身ですが、参考にしていただけるようなお部屋になるよう、頑張りたいと思います!
日々の生活の中で、意識せずとも「なんとなくこのままでいいや」と思ってしまうことって多いですよね。
カーテンに限らずですが、日常を少し変えてみると気分が高揚します。
人生は一度きりですから、小さなものから大きなものまで、変化を楽しめるようになれるといいですよね。
変化することの楽しさ・面白さを少しでも感じていただけると嬉しいです!
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます!
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次回のTBLコラムもお楽しみに!
<ハネタン>
—————ハネタンのコラム一覧—————–
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■番外編
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