モロッコに住む日本人の現地コラム vol.24

皆さまこんにちは!
本日もモロッコ現地からフレッシュなコラムが届きましたよ!

今回はどんな情報なのかドキドキ(o´艸`) さてさて、始まります!
 
 

【 モロッコから、「ジブラルタル海峡」 を渡って
スペインへ行ってみよう! (後編)】

 
<スペインで、☆カルチャーショック☆>
 
アフリカ大陸から、ヨーロッパへ横断の旅♪
 
前回のコラムでは、私の住んでるシャウエンの街から、モロッコ北部の街タンジェへ乗り合いタクシーで移動。そして、タンジェの旧港にあるフェリー乗り場で出国手続きをし、スペイン南部の街タリファへ出かけるまでの話を書きました。
 
◎モロッコからスペインまで
ジブラルタル海峡を渡って気軽に行ける距離。高速フェリー約1時間。 近いですね!
 

 
 
【 まるで雰囲気の違う2つの街! 】

 
モロッコ北部のタンジェからスペイン南部の街タリファまで、1時間に1本のフェリーが出ていて、日帰りも可能な距離。
 
でもね、その2つの街。たった1時間の距離なんだけど、随分と街の雰囲気が違うんです!
 
*モロッコ ⇒ アフリカ大陸。ほぼ全員◎イスラム教文化
*スペイン ⇒ ヨーロッパ大陸。大多数が◎カトリック教徒
 
次の2つの写真をご覧ください。最初の写真がモロッコ。その下の写真がスペインです。
(写真だけではお互いの国は、似てるように見えるかもしれません。)
 


モロッコ北部の港町タンジェ(旧市街)

 


スペイン南部の港町タリファ

 
日本から直接スペインへ渡ってたら、そうでもなかったかも知れないけど。
 
私モロッコでの暮らしをしばらくしてたので、スペインに着いてからは、すごく、すごーくビックリしてしまった事がいっぱいありました! カルチャーショックに近い状態でした。(*´▽`*)
 
今回のコラムでは、モロッコからスペインへ着いてからの、私がビックリした事を皆さんとシェアしたいと思います。
 
 

【 私がスペインに着いて、ビックリした4つの事! 】

 
(1)スペインの道にはゴミが落ちてない!!

 
私がスペインに上陸して、最初に驚いたことです! 紙くずや、ビニール袋が落ちてないキレイな道に、本当に驚いてしまいました! 大きな声では言えませんが。。。モロッコの道はティッシュとか、段ボールとかの切れ端、、ミカンをむいた皮など、いろんなゴミが道端に落ちてます。
 
「ゴミはゴミ箱に捨てる」 「ゴミは家に持ち帰る」という考え方、その習慣は大切ですよね。
 

 

タリファの旧市街。路地が素敵ですね。。ゴミなしで更に気持ち良し

 
 
(2)スペインには、バスの時刻表がある!!
 
皆さん、え????って感じですよね。
何を、そんな当たり前の事。。と思ってるかも知れません。
 
そう、モロッコのバス停には、バスの時刻表が無いんです!!
モロッコでは、「バスというモノは、バスが来たら乗る」という考え方が常識なのです(*^-^*)
(もしかして、確かではないのですがモロッコ首都のラバトには、時刻表があるかも知れません。。。)
スペインで出会った、久しぶりに見た 「時刻表」 が、へ~~!! みたいな感じで珍しくて、思わず写真を撮ってしまいました。
 


タリファの新市街。
ちょうど日が沈む時間帯で、空が素敵な色に染まってました。

 
 
(3)スペインには、「教会」がある!!
 


タリファの旧市街の路地を散歩してたらローカルな教会に遭遇。

 
日本に住んでたら、教会は珍しくありません。お寺も、神社もあります。
 
でもね、ここモロッコでは、「モスク」 のみです。200mおきぐらいにモスクが街のあちこちにあります。イスラム教徒は、1日に5回お祈りです。モスクまで行ってお祈りする人もいれば、自分の店でお仕事を中断してお祈りをする人など様々です。「モスク」はイスラム教徒のモロッコの人達にとって、とても大事な場所なんですね。
 
もちろん、モロッコに[教会]は全くないわけではないのですが。。。教会は本当に、本当に珍しい存在です。なので、スペインへ着いて、タリファの旧市街を散策中に教会を見た時に、私は「おおお!教会だああ!」と感動してしまったのです。(*’▽’)
 
 
(4)スペイン人は、私に全くからんでこない(笑)!
 


タリファの新市街。
左の建物の看板に注目♪ 「スペイン語」の語学学校ですね

 
スペインのタリファにモロッコからフェリーで着いて、先ずホテルがどこかわからなかったので、地図を見ながらキョロキョロしてたんです。そしたら、道行くスペイン人は誰も私に話しかけてこないんですね。。あれれ。。? と ちょっと拍子ぬけな感じでした(笑)
 
一方で、モロッコ人って、本当に人懐っこいんです。色々お世話をしたがります。「困ってる人を見たら助ける」っていうのがイスラムの教えにあるそうで、知らない人にでもどんどん、まるで昨日から知ってるかのような話し方で彼らは近寄ってきます。
 
(たまに、その人懐こさ。そのからみに離れたくなり、「ほっといて、私、今プライベートなのよ」と思う時も多々ありますが(笑))
 
 
<番外編 : モロッコ人は人懐っこい>
 
例えば、モロッコの鉄道駅に降りたとします。駅の出口で「タクシー?」とタクシー運転手が旅行者とわかるとドドド・・って寄ってきます(笑)
 
例えば、道を私が歩いてて、おじいさん達が椅子に座ってミカンを食べてたとします。それを私が美味しそうねと、見てしまったとします。おじいさんは、自分のミカンを半分に割って「ほれ」と私にくれます。 お互い他人同士です(笑)
 
例えば、道でキョロキョロしてると、「どこに行きたいんだい?」と、どこからともなくモロッコおじさんが来て助けてくれます。私はアラビア語が分からないって言うと、英語を話せる人はいないか?と道行く人の中から探してきてくれます。
 
もし、誰も英語を話す人がそこらへんにいない場合には、その中の1人が携帯の翻訳機で対応してくれたり、気付けば4,5人が私の道案内をあっちでもない、こっちでもないと助けてくれてる状態の時もありました。(笑)
 
例えば、道端に座ってると、どこからともなくモロッコおじさんが出てきて、私のお尻がコンクリートの上に直に座ってると冷たいだろうと、使い込んだ古びた座布団wを私にそっと笑顔で差し出してくれるのです。
 
あー、もう、モロッコ人の人懐っこさについて書くとキリがないのでこの辺にしておきますね(笑)。
 
こんな感じだからこそ、スペインへ着いたとき、誰一人私に声かけてこないのが不思議でたまりませんでした。
 
 

【 まとめ 】

 
スペイン旅行で感じた私のカルチャーショック、4つをまとめると
 
(1)スペインの道にはゴミが落ちてない!
(2)スペインには、バスの時刻表がある!
(3)スペインには、「教会」がある!
(4)スペイン人は、私に全くからんでこない(笑)!
 
何か、不思議ですね(笑)モロッコにしばらく暮らしてると、意外なとこにカルチャーショックを受けるんですね
 
モロッコの「タンジェ」と、スペインの「タリファ」は、高速フェリーでたった1時間の距離だけど、随分と雰囲気が違います。♪
 
モロッコへいらした時、是非ヨーロッパ大陸のスペインまで高速フェリーで出かけてみて下さい♪ ヨーロッパの文化と、イスラムの文化の両方を楽しんで下さいね(*^-^*)
 
では、また次回まで。
 
 
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