モロッコに住む日本人の現地コラム  vol.53

皆さまこんにちは!
モロッコ現地からフレッシュなコラムが届きました♪
今回はどんな情報なのかドキドキ(o´艸`)
さてさて、始まります!
 
 
 
 

【 乾燥しているモロッコの良いこと困ること 】

 
こんにちは!モロッコ在住のユキです。
暑い日が続きますね。
モロッコの中でも特に暑いと言われるマラケシュなので、私も暑さには苦労しています。
 
ただモロッコが良いのは、空気がカラッと乾燥していること。
体感温度は、実際の温度よりもずっと低いことが多いです。
 
今回はそんな乾燥した気候だからこそ感じる「モロッコで良いことと困ること」についてお話しします。

 
 

 
 
 
 
 
 
 

【 掃除が楽 】

 
主婦である私が乾燥した気候から受けている最も大きな恩恵は、なんと言っても「家事」!
「すぐに乾くこと」は、家事をめちゃくちゃ楽にしてくれるんです!

 
 

 
 

たとえば、掃除。
基本的にモロッコの家の床はタイルや石なので、水をバシャーっと巻いた後に雑巾や水切りで掃除します。
 
雑巾というより、古いマットやタオルを掃除に使っていることが多いですね。
雑巾はかたく絞らなくても、大丈夫。
というか、むしろ絞らない方が床がきれいになります。
 
そしてモロッコでは、どの家でもこんな掃除用の大きな水切りがあります。
日本ではこのタイプを見かけることはあまりありませんが、モロッコではどこでも売っていますね。

 
 

 
 

一旦はビシャビシャになった床も、30分もすればカラカラ。
あっという間に乾いてしまいます。
 
そのおかげで、お風呂場などの水場でもカビは生えにくい!
カビとの戦いである日本のお掃除事情とは全く違いますね。
 
 
 
 
 

【 洗濯が楽 】

 
ご想像の通り、洗濯もめちゃくちゃ簡単です!
夏は3時間くらいで乾いてしまいます。
ということは、15時くらいまでに干せば夕方には洗濯完了!

 
 

 
 

雨も少ないので、洗濯物がたまってしまうことも少ないですねー。
旅行のときでもすぐ乾くので、たくさん着替えを持ち歩く必要がないのもうれしいところ。
荷物を少なくできますからね!
 
ちなみに、モロッコの洗濯物はこんなヒモタイプが主流。
日本のような物干し竿は、ほとんど見かけたことがありません。
たまにこのヒモが、何かの電気コードで代用されていることもよくあります笑

 
 

 
 
 
 
 

【 パンが日持ちせず 】

 
一方、乾燥しているせいで困ることは「パンの日持ちがしないこと」。
 
ホブズと呼ばれる代表的なモロッコパン。
中がフワフワ、外はカリッとした感じでとても美味しいパンです。

 
 

 
 

これを一日・・・いや半日そのままにしておくとカチカチに固くなってしまいます。
そして一度そうなってしまうと、パッサパサで食べられたもんじゃありません。
 
では、モロッコの人たちはどうしているかというと、食べ終わったパンはビニール袋やふきんで包み、乾燥しないように保存します。
うっかり忘れてしまうと、せっかくの美味しいパンがあっという間に台無しですからね。
 
私もモロッコに来たばかりのときは、しょっちゅうパンを食べられなくしてしまいました。

 
 

 
 

ただこのようにしっかり乾燥対策をしたとしても、添加物や保存料が一切使われていない
超ナチュラルなモロッコパンは、長くても2~3日で食べられなくなってしまいます。
 
そして風味の落ちたパンは、あまり躊躇なくポイポイっと捨てちゃうのも、モロッコ人。
その理由は、パンは通常のゴミと違い、家畜の餌として回収されるから。
自分たちが食べなくても、きちんと次の使い道があるので、パンを捨てることにはあまり抵抗がないようです。

 
 

 
 
 
 
 
 
 

【 肌が乾燥 】

 
そして、乾燥することによるもう一つの困りごとは「お肌」。
モロッコの乾燥した空気は、乾燥肌の人にはかなりつらいものです。
真夏の湿度は、10%程度なんてことも珍しくないですから・・・!
 
でもモロッコ人の肌は強いのか、あまり乾燥肌で悩む声を聞きません。
熱心に日焼け止めを塗るわけでもないですし。
うらやましいですねぇ・・・。

 
 

 
 

私はそんなに乾燥肌というわけではないのですが、それでもたまに肌のカサつきが気になります。
そんなときに頼りになるのは、やっぱりアルガンオイル。
すっかりモロッコ美容の代表的アイテムとして、日本でも有名になりましたよね(^ ^)
ビタミンEを多く含むアルガンオイルは、サラッとしていて使用感もよく、保湿もバッチリしてくれます。

 
 

 
 

お風呂上がりにオイルを馴染ませて、その後にローズウォーターや化粧水でパッティングすれば、翌朝にはカサカサ解消。
 
日本だとお高いアルガンオイルも、地元モロッコなら数百円で質の良いものが手に入ります。
モロッコ生活でのスキンケアには欠かせない、心強い味方です!

 
 
 
 
 

【 最後に 】

 
たかが湿度、されど湿度。
 
モロッコに来た当初は、「湿度が変わるだけで、こんなに生活スタイルが変わるんだ!」と一つ一つの文化の違いに驚いたものでした。
 
今ではすっかりモロッコのカラカラ空気に慣れてしまい、夏に一時帰国する度に日本の蒸し暑さに体調を崩してしまう私です。

 
 
 
【ユキ】
 
 


 
 
 
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次回の更新をお楽しみに~!