こんにちは!プランナーの田中です。
前回、「新築時のカーテンの購入方法について」という記事を書かせていただき、
当店の出張採寸・取付サービスのご説明を簡単にさせていただきました。
ココハナvol.133~新築時のカーテンの購入方法について~
「なるほど。それぞれ購入方法によってメリット・デメリットがあるのね!」とご理解いただけたところで、次に困ることといえば、
「なにを選べばいいのかわからない!」ということではないでしょうか?
商品選びってすごく難しいですよね。
本当はこの商品選びが一番楽しいのですが、「お引越しまで日が無いから早く決めなきゃ!」とか「商品の種類が多すぎてわからなくなってきた…」とか考え出すと、楽しいはずの商品選びが楽しくなくなってしまうのかも…。
そこで今回は商品選びで困り果てている方向けに記事を書いてみましたので、ぜひ最後までご覧ください!
さて、窓に取り付けるものって何を思い浮かべますか?
一般的にはカーテンレール+カーテンですかね。
それ以外でいうと、ブラインドやロールスクリーン、シェードなどを思い浮かべる方もいらっしゃると思います。
そして調べているうちに、縦型ブラインド(バーチカルブラインド)やハニカムスクリーン、
調光ロールスクリーンにプリーツスクリーンなどが出てきて、バリエーションの多さに驚かれる方も少なくありません。
知れば知るほど、なにを取り付ければ最適なのかわからなくなると思いますので、
それぞれ商品ごとの特徴を簡単に説明させていただきます。
目次
●カーテンレール+カーテン
おすすめはやはり「カーテンレール+カーテン」です。
メリットについては「将来的にカーテン生地の付け替えが簡単に行える」ことが挙げられます。
カーテンは消耗品なので寿命があり
一般的には5年程度が目安と言われております。
詳しくはこちらの記事をご参照くださいませ。
それ以外にも模様替えしたらカーテンの柄を変えたくなった。とか、
子供が成長して好みが変わった。というときに簡単にかけ替えられるのが一番のメリットです。
また、カーテンの柄ばかり目が行きがちですが、カーテンレールもたくさん種類があって
お部屋の雰囲気に合わせて選ぶのもおすすめです!
カーテンレールの選び方については下記ブログ記事をご参照ください!
TBL VOL.124 カーテンレールの選び方
レースカーテンの選び方については下記ブログ記事をご参照ください!
ココハナVol.140~レースカーテンをかける理由と機能やデザインについて~
デメリットについては特殊な形状の窓には向かない場合がある点です。
例えば明かり取り用のスリット窓などですね。
カーテン生地はある程度、幅サイズがないとボリュームがなく、見た目が貧相になってしまいます。
そのためスリット窓のような細長い窓にはあまり適しておりません。
スリット窓には上下に開閉するロールスクリーンやブラインド・シェードなどのいわゆる【メカもの】がおすすめです。
この下からはその【メカもの】をご紹介していきますね!
●シェード -カーテンと同じ生地で作製可能-
ベランダへ面した掃き出し窓の横に小窓があって、カーテンレールを付けるには小さすぎることがありますよね。
でも掃き出し窓をカーテンレール、小窓をロールスクリーンやブラインドにしてしまうと
統一感がなくなってしまいそうで不安。という方にはシェードがおすすめです!
シェードはカーテン生地と同じ生地で作製することができるので、上記のような場合でも掃き出し窓をカーテンレール、小窓をシェードにすれば同じ生地で統一感がある組み合わせにすることが可能です。
シェードというのは生地が上下に開閉するメカで、生地を上向きに折りたたんでいく特徴があります。
一番上までたたみ上げたときに、生地が折り重なって柔らかい印象になるのも特徴の一つです。
またダブルタイプ(生地が2枚のタイプ)もあり、お好きな生地を1台でコーディネートすることも可能です。
一方でデメリットもございます。
設置する窓が掃き出し窓のような大きな窓の場合、いちいち操作チェーンを引っ張って生地を上まで開閉しなければならないのが面倒な点です。
ベランダへ面した掃き出し窓で出入りが多い窓の場合は、シェードではなくカーテンレールの方が使いやすい場合があるので、ご注意ください。
※あまり開閉しない窓なら全然問題ありません(^_^)/
●ロールスクリーン -間仕切りにも適したメカ商品-
シェードと同じく、生地を上下に開閉する商品ですが、
ロールスクリーンの場合は生地を機械本体の中に巻き上げるので、シェードのように生地の「たたみしろ」ができず、すっきりスタイリッシュにお使いいただけます。
また、窓だけでなく間仕切りやプロジェクタースクリーンとしてお使いいただくこともあり、
多様な使い方ができるのが特徴です。
デメリットとしてはロールスクリーンの構造上、両端に隙間ができてしまう点です。
隙間ができることによって、遮光や遮熱の観点ではどうしても他の商品よりも劣ってしまいます。
ただ目立った欠点はその程度で、選べる生地も非常に多く、価格も比較的お手頃なものが多いので、選択肢の一つとして活躍してくれるのがロールスクリーンです!
当店では一部カーテンと同じ生地で作成できるロールスクリーンもご用意しておりますので、デザイン性についてもお任せくださいませ。
また、スクリーン生地を下ろしたまま、ブラインドのように【調光】できる
調光ロールスクリーンという商品もございます。
一定の遮蔽性が有りながら光を取り入れることのできる商品なので、こちらも要チェックですね!
●ブラインド -スタイリッシュな雰囲気/機能性や種類の多さも魅力-
スラットと呼ばれる「はね」の角度を調整することで、外からの視線を遮りながら光を採り入れることができるメカがブラインドです。
スラットが直線的でシャープなので、スタイリッシュな印象にすることができます。
スラットを回転させることで採光を調節したり、風を取り込んだりすることができ、スラットの角度調整は自由にできるので採光や風の通る量も細かく調整ができるのが嬉しいポイントです。
材質はアルミ製と木製があり、それぞれ見た目の印象と機能が異なります。
アルミブラインドはキッチンや浴室など、水まわりの窓に適しているのと、
遮熱スラットをお選びいただければ省エネ効果も期待できます。
また横幅が小さいサイズ(15cm~)の作成が可能なシリーズもございますので、
スリット窓でも窓枠内におさめることができます。
デメリットというわけではないのですが、マットでシンプルな色味のスラットにしてしまうと
どことなく「会社」っぽいイメージになってしまうことがありますのでご注意ください。
ウッドブラインドはスラットに木目が入ることでナチュラルな印象となり、アルミブラインドよりも柔らかな雰囲気になります。
木製ではありますが、防炎や耐水の加工をしているウッドブラインドもありますので、
場所を問わずお使いいただくことが可能です。
デメリットとしては他の商品と比べて金額が高額になることが挙げられます。
そのため「リビングだけはこだわりたいのでウッドブラインドにしたい」というお客様も多くいらっしゃいます。
●バーチカルブラインド -おしゃれで機能的 モダンなお部屋にぴったり-
縦型ブラインドとも言われるバーチカルブラインドですが、生地のスラット(はね)が縦向きについており、モダンでスタイリッシュなお部屋にぴったりです。
床まである大きな掃き出し窓に特におすすめで、天井から床まで覆うことで広々とした部屋に見せることが可能です。
逆に小さなお窓には不向きなので、注意が必要です。
では、もし掃き出し窓と腰高窓が近くにある場合はどうすればいいのでしょうか?
ご安心ください。
バーチカルブラインドはロールスクリーンと同じ生地で展開しているものがありますので、
掃き出し窓にはバーチカルブラインド、腰高窓には同じ生地のロールスクリーンにすることで統一感のあるお部屋にすることができますよ!
バーチカルブラインドのデメリットとしては
生地をたたんだ時の「たたみしろ」が出入りのときに邪魔になってしまうことがある点です。
案外見落としがちですが、バーチカルブラインドの場合のたたみしろは横側にできてしまいますので、特に窓枠内に取り付けされる場合は、このたたみしろも確認しておかないと、ベランダへ出にくい残念なお窓になってしまうことがありますので、注意が必要です。
窓枠内にたたみしろを残したくない!という方は計算式で必要サイズを算出することもできますので、ぜひお問い合わせくださいませ。
●プリーツスクリーン -和室に相性抜群-
プリーツスクリーンとは、ジャバラ状に生地を折りたたんで上下に開閉する商品です。
プリーツスクリーンの特徴の一つとして和室にぴったりの和紙調の生地がたくさん展開されていることです。
和室ってカーテンでは合わせづらいと思いますので、よくこちらのプリーツスクリーンをおすすめしています。
またプリーツスクリーンは上か下のどちらかにレース生地を組み合わせるツインタイプにすることもでき、非常に機能性も高い商品です。
●ハニカムスクリーン(ハニカムシェード) -断熱・保温効果バツグン-
ハニカムとは蜂の巣のことで、生地の断面が六角形になっており、蜂の巣のように見えることからハニカムスクリーンと言います。
この六角形の内側に空気層ができることで、窓辺の断熱・保温効果を高めることができるんです!
見た目も障子のような柔らかい雰囲気にできるので、モダンなお部屋だけでなく、和室にも相性が良い商品となります。
以上、当店で取り扱っている商品の種類について、それぞれの特徴をまとめてみました。
この記事では取り扱っていない商品についても「こんな商品はないですか?」とお気軽にお問い合わせいただければ、できる限りご希望にあった商品をご提案させていただきますので、ぜひご質問くださいませ。
最後までお読みいただきありがとうございました。この記事が商品選びの参考になれば嬉しいです!