こんにちは!プランナーの田中です。
今回は新築戸建の出張採寸サービスをご利用頂いた場合、
採寸にお伺いする職人がどのようなところを見ているかをご説明いたします。
採寸時のチェック項目としては大まかに下記4点となります。
①窓枠の外寸・内寸・奥行き
新築戸建ての場合、平面図に窓枠サイズが記載されていることがほとんどだと思いますが、
もちろんこの数字は大まかなサイズのため、実際に数ミリ~数センチの誤差がございます。
特に最近はオーダーサイズの窓も多いため、必ず一窓ずつ採寸を行います。
また小窓の場合は窓枠内に開閉用のハンドルが付いていることがあります。
ハンドルが大きいと窓枠内にブラインドやシェードを取り付けても下まで閉まりきらずに残念なことになってしまいます。
そういった図面ではわからないところを確認して、ご希望の商品がお取り付けできるかどうかを確認いたします。
②下地の位置
カーテンレールやロールスクリーンなどは、必ず下地があるところでないと取り付けできません。
この下地の位置を探すことがとても重要な作業となります。
木造住宅(在来工法)の場合、壁の裏側は下記図のような骨組みとなっております。
この図のように一般的には間柱などの柱を下地と呼ぶことが多いのですが、
カーテンレールなどを取り付ける場合の下地とは下記写真のように
窓枠上に約10センチ幅程度の木材を窓枠上に横向きに入れている下地を指します。
画像参照:https://myhome.1yasumi.net/archives/901
これは大工さんがカーテンレールなどの取付用に入れてくれている下地です。
この窓枠上の下地についてはどのくらいの幅で入れるかは工務店によって異なります。
10センチの下地を入れている場合もあれば、6センチまでしか下地がないという場合もあります。
また、「この窓の上には下地を入れてほしい」と言われないと入れていないところもあるようなので、
可能であれば建設前のお打ち合わせ段階で確認していただくと後々後悔しないと思います。
出張採寸の際は下地探しという工具を使って、どのあたりまで下地が入っているかを確認いたします。
参照:シンワ測定㈱ 下地探しどこ太
※引き渡し前の場合、針刺し確認NGの場合がございます。
その場合はハウスメーカーや工務店の担当さんに下地の位置を確認してください。
「窓枠上●センチ上まで下地が入っていますよ」と教えてくれるはずです!
余談ですが、たまにお部屋を広く見せるために、部屋の天井面にカーテンレールを取付けて
床から天井までカーテンで覆いたいとご依頼を受けることがあります。
この場合ももちろん天井面に下地が入っていないとカーテンレールを取り付けることはできません。
天井の場合は事前に工務店へ伝えておかないと、カーテンレール用の下地は入っておりませんのでご注意ください。
③エアコンの干渉
お客様のお話を聞くと、引越し日の前日や当日にエアコンの設置されることが多く、
新築戸建ての採寸にお伺いしたときは、ほとんどの場合まだエアコンが取り付いていない状況です。
そんな状況でも、エアコンが付きそうな位置がわかります。
一般的なエアコンの場合、最低でも壁~窓枠まで85センチ以上の隙間が必要となります。
※メーカーや性能によってエアコンサイズは異なりますので、必ず設置業者にご確認ください。
つまり、窓枠から壁まで85~100センチくらいの隙間があって、なおかつ高い位置にコンセントが設置されている箇所は「エアコンが付きそうなので、カーテンレール幅に注意しないといけないな…。」となるのです。
もちろん、その箇所にエアコンをつけるかどうかはお客様でないとわかりませんので、
採寸時にお伝えいただければバッチリです!
もしカーテンレールをエアコンよりも先に取り付ける場合は、エアコンの設置ができる程度の隙間を空けて取り付けさせていただきます。
④クローゼットの扉などの干渉
案外見落としがちなのが、クローゼットの扉です。
窓枠の近くにクローゼットがある場合、開いた扉がカーテンレールにぶつかってしまうことがございます。
もし扉が当たってしまう場合は窓枠内にカーテンレールを取り付けたり、ダブルタイプではなくシングルタイプへの変更をおすすめしたりとご提案させていただきます。
エアコンやクローゼット扉の干渉問題については、当店のあまんださんが下記ブログ記事にてより詳しく書いておりますので、ぜひご覧ください。
【 TBL VOL.88 レール取付けあるある ~エアコン位置問題~ 】
他にも搬入経路の確認や、図面ではわからない点を実際に現地で確認させていただきます。
当店の出張採寸・取付サービスについて
いかがでしたでしょうか?
色々なところを確認しているのがお分かりいただけたかと思います。
ご新築の場合、引越し日までに決めなければいけないことが本当にたくさんありますので、少しでもご負担を減らすためにも是非当店の出張採寸・取付サービスをご利用いただければと思います!
窓ごとにご希望商品を教えていただきましたら、職人がその箇所に取付ができるかどうかを採寸時に確認させていただきます。
また取付の際には採寸にお伺いした職人がお伺いしますので、現地の注意点を把握しており、スムーズに取付が可能です。
※スケジュールによっては別の職人がお伺いする場合がございますが、その際もしっかりと事前にお打ち合わせしております。
出張採寸・取付のお値段についてお悩みの方は下記の記事をぜひご参照くださいませ。
ココハナvol.133~新築時のカーテンの購入方法について~
今回は出張採寸にどのようなところをチェックしているのかをおまとめいたしました。
それでは次回のココハナもお楽しみに!