皆さまこんにちは！
モロッコ現地からフレッシュなコラムが届きました♪
今回はどんな情報なのかドキドキ(o´艸`)
さてさて、始まります！
こんにちは。モロッコ在住のユキです。
皆さんが家族や友人と会ったときの「あいさつ」ってどんな感じですか？
ここ、モロッコの人たちのあいさつはとってもユニークで「アツイ」です。
今回は、そんなモロッコ人独特のあいさつについて触れてみたいと思います。
日本語でも様々なあいさつがあるように、モロッコにも多くのあいさつの言葉があります。
その中でも最も一般的なあいさつと、そのやりとりはこちら。
A「アッサラーム・アレイコム（こんにちは）」
B「ワレイコムッサラーム（こんにちは）」
A「ラバース（元気ですか）？」
B「ラバース、ハムドゥリッラー（元気ですよ、神様のおかげで）」
「アッサラーム・アレイコム」の後に
「ラバースアリーク？」
「キデール？」
「ラバースオール？」
と立て続けに言葉を並べることもよくあり（意味は大体同じで、「元気ですか」みたいな感じ）、最後は「ハムドゥリッラー」で、あいさつが終わります。
長いと思うでしょ？
うん、確かに長いんです。
でも、モロッコ人は言い慣れているからか、めっちゃ早口で言うので、そんなに長々としたあいさつにはなりません。
ちなみによく会う近所のおばちゃんは、「ラバース？」「キデール？」「ラバースオール？」「ハムドゥリッラー」まで、いつも一息で言い切ります。
私が何を答えようが関係なく、一人であいさつが完結しちゃっているのが、なんとも言えない（笑）
あいさつの言葉の後には、「ビズ」。
「ビズ」とは、ほっぺたをくっつけて、口で「ちゅっ」を音を鳴らす仕草のこと。
ビズはフランスにおける一般的なあいさつの仕方ですが、モロッコでもかなりポピュラーです。
昔フランス領だった頃の名残なのかもしれませんね。
女性どうしの場合、この「ビズ」をほんとによくします。私も親戚の女性陣とは会うたびに必ずやってます。
右2回、左1回くらい「ちゅ、ちゅ、ちゅ」とします。
男性どうしだと、ビズをすることもありますが、握手をすることの方が多いですね。
仲良しな間柄なら、ハグもよくします。
逆に、相手が異性の場合は、相手にビズをすることはまずありません。
自分の夫・妻以外に触れることを良しとしないのが、モロッコの文化。
家族の場合なら握手をすることもよくありますが、自分の胸に右手を当ててあいさつを交わすのが最もスマート。
ちなみに、この自分の胸に右手を当てる仕草はとても便利。
相手に感謝の気持ちや親しみを伝えたいときには、誰に対しても使えますよ。
モロッコで子育てをしていてまず最初に驚いたのが、通りすがりの人がこぞって息子にビズしてくれること。
赤ちゃんを見ると、みんなビズします。これでもかぁーっていうほど！
ほんと、モロッコ人は子ども好きな人が多いのです。
特に女の子は小さな子どもにビズしたいっていう子が多い。
息子と一緒に散歩をしていると、女の子が駆け寄ってきて「マダム、彼にビズしてもいいですか？？」って聞いてビズをしてくれます。
そして、逆に小さな子ども本人もよくビズします。
親が挨拶のときに「ほら、ビズもしなさい」ってよく促しますからね。
ただ、子どものビズには、ちょっとビックリしちゃうかも。
というのも、ほっぺたではなく、口にしてくる子が多いから！
私も親戚の子どもに口にキスされちゃうと、「おいおい、こんなおばちゃんにキスして大丈夫かぁ？」って思っちゃいます。いまだに日本人的感覚が無くならず、なかなか慣れないのです。
私が思うに、モロッコ人で「ファーストキス」を気にした人はいないんじゃないかなぁ（笑）
こんな感じで、モロッコ人のあいさつは「言葉」も「仕草」も、とってもアツイ！
モロッコの雰囲気に慣れると、ビズしない方が物足りなくなっちゃいます。
実際に、今では私も息子にビズしまくってますしね（ほっぺただけど！）
あなたも大切な人にビズ、してみては？
「愛してるよ」って気持ちがダイレクトに伝わりますよ。
【ユキ】
当店のプライベートブランド＜Patati Patata -パタティ パタタ-＞シリーズは、とってもオシャレなモロッカンアイテムを多数取り揃えております♪
モロッコ現地から届いた可愛い雑貨やラグ等たくさんございますので、いつでもお部屋でモロッコ気分♪ハッピーに過ごして戴けますヾ(≧▽≦)ﾉぜひご覧ください。
▼ 当店オリジナルモロッカンデザイン【 Patati Patata -パタティ パタタ- 】ご紹介ページ
次回の更新をお楽しみに～！