Laba diena(こんにちは。)
いつもありがとうございます。
びっくりカーテンクローゼット大阪本町店の北井です!
びっくりカーテンツアーズ、第6回目、今回はリトアニアに旅行します。
あまり聞き馴染みのない国ではありますが、当店で人気のカーテンにも関係ある国です。
リトアニアについて勉強してみましたのでお付き合いいただけましたら幸いです!
リトアニア共和国、通称リトアニアは、
ヨーロッパの東「東欧」に位置しバルト海に面する「バルト三国」で最も南に位置する国です。
ソビエト崩壊に伴い独立した後は親欧米路線を歩み、EUや北大西洋条約機構(NATO)にも参加しています。
西はバルト海に面し、北はラトビア、東はベラルーシ、南はポーランド、という位置関係。
面積は、6.5万平方キロメートルとなり、日本でいえば九州+四国+山口県+島根県の面積とほぼ同じ、
国連では北欧に分類されていますが、一般的には東欧、もしくは中東欧に分類されることもあります。
リトアニア共和国
1 面積
6.5万平方キロメートル
2 人口
約281.1万人(2021年1月:リトアニア統計局)
3 首都
ビリニュス(人口約55万人)(2021年:リトアニア統計局)
4 言語
リトアニア語
5 宗教
主にカトリック
外務省ホームページ から引用
簡単に歴史をたどると、
紀元前2000年ごろバルト族(現在のリトアニア人のようにバルト語を話す人々)がバルト地域へ定住。
記録によると、1009年に「リトアニア」の国名が歴史的な文書に登場します。
1230年代に諸部族が統一、統一したミンダウガスさんが1253年7月6日にリトアニア王になり、
戴冠式が行われた7月6日という日付は現在、リトアニアの建国記念日に制定されています。
14世紀末までにはリトアニア大公国となり、ヨーロッパ最大の国家になりました。
現在のベラルーシ全域、ウクライナ全域、ポーランドの一部、ロシアの一部を領土としていたそうです。
東西の狭間に位置するため、様々な文化や宗教が入り混ざりった形で形成されていきます。
その後から現在に至る歴史は決して平坦なものではありません。
ポーランドと関係を強化してポーランド・リトアニア共和国となったり、
ルネサンスや宗教改革の影響から文化、芸術、教育が栄えたり、
一部の野心的な騎士階級の人々により、無政府状態になって最終的に周辺諸国によって分割されたり、
北方戦争でスウェーデン軍によって破壊され、復興する前に大北方戦争で再び荒廃したり、
領土の大半が分割されてロシア帝国領になったりしていますが、
1918年、第一次世界大戦の中でリトアニア共和国として独立。
第二次世界大戦中は、独ソ戦末期までドイツ軍の占領下に置かれるものの、
その後1944年からは リトアニア・ソビエト社会主義共和国としてソ連に編入。
1986年以降、ソ連からの独立運動が発展、1990年3月11日に独立回復が宣言されました。
ソビエト崩壊後は西欧諸国やアメリカ合衆国との結びつきを強めており、
2004年にNATOと欧州連合(EU)への加盟を果たしています。
大きな戦争や周辺国との軋轢にさらされ、多大な犠牲も伴った苦難の歴史となり、
明るい側面だけではありませんが過酷な状況を耐え生き抜いた先に現在のリトアニアがあるのだと思います。
リトアニアは観光のみどころもたくさん。
首都ヴィリニュスの街並みは、ヨーロッパの中でも旧市街が最大級の規模で残っていることで知られており、
建造物が立ち並ぶ旧市街は中世ヨーロッパにタイムスリップしてきたかのよう。
内部を見学できる教会や大聖堂、それに美術館や博物館も数多く街歩きも楽しめます。
リトアニア第2の都市カウナスは、多くの博物館が集まり「リトアニアの博物館街」と呼ばれるそう。
第二次大戦中はユダヤ人脱出拠点ともなったことでも有名です。
ドイツ軍侵攻に伴って隣のポーランドから迫害を逃れて流入してきた大量のユダヤ人に対し、
本国外務省の意向に反して「命のビザ」(日本の通過ビザ)を発給し欧州からの脱出を支援した杉原千畝さんは、
「東洋のシンドラー」などとも呼ばれ切手にもなるほど有名です。
旧日本領事館は現在資料館になっており、ヴィリニュスに「杉原通り」もあるんだとか。
リトアニア北部、シャウレイの北12kmに位置するところにある「十字架の丘」も有名で観光名所となっています。
2001年に『リトアニアの十字架の手工芸とその象徴』のひとつとして無形文化遺産のも登録。
詳しい発祥は分かっていないものの、1831年のロシア帝国に対する蜂起の後、
犠牲になった人々を悼んで建てられたのが始まりといわれています。
以来数世紀、訪れる巡礼者によって十字架が置かれるようになり、正確な数は分かっていませんが約50,000と推測されているそうです。
リトアニアの食文化はどんな感じでしょうか。
「リトアニア料理」は、リトアニアの寒冷で湿潤な北部の気候に適した食材を特徴とし、
大麦、ジャガイモ、ライ麦、葉菜類、ベリー、キノコがよく使われ、乳製品も特産品の一つだそうです。
気候や農業の慣習は北欧と共通点があり、バルト諸国や北部諸国とリトアニア料理は特徴を共有しているそうです。また、大公国時代から結び付きが強いポーランドやウクライナ、ハンガリー、ドイツ、ジョージアの料理とも近く、
ドイツ料理からも影響を受けてジャガイモや豚肉もよく使われるようです。
リトアニアといえば。な食べ物といえば、「シャコティス」という伝統的なケーキが有名。
ドイツのバウムクーヘンに似ていて、一説によればバウムクーヘンの起源とされるそう。
シャコティスは「枝分かれ」を意味し、その独特の形状を言い表しています。
チョコレートや花の装飾で飾り付けられることもありますが、
通常はそのまま出される事が多く、それを手で枝を折るようにちぎって食べる事が多いそうです。
見た目はバウムクーヘンと異なりますが、棒に生地を足しながら焼き上げる製法もそのまま。
ただし、シャコティスのほうがバウムクーヘンよりも乾燥しているんだとか。
ポーランド・リトアニア連合の時代からリトアニアとポーランドで広く親しまれ、
リトアニア民族を代表するお菓子であるとともに、ポーランドのポドラシェ地方を代表する郷土菓子です。
14世紀、ポーランド王国とリトアニア大公国の間で交わされた条約により、
リトアニア南東部出身の王様とポーランド女王することとなった際、その披露宴で出身地の郷土菓子として振舞われたことがきっかけで
ポーランドとリトアニア全ての地方に広く知られるようになったと言われています。
ちなみにこの時、この菓子を作った職人は褒美としてもらった指輪で恋人に求婚してその心を射止めたというエピソードもあり、
「結婚式では欠かせないお菓子」となっているそうです。
本場のリトアニアとポーランドでは結婚式や誕生日パーティーなどの特別な祝いごとのときに出されることが多く、
ポーランドの結婚式では高さ数メートルの巨大なものが披露宴で登場することもあるそうです。
飲み物では1990年の独立後から、ビールが大人気だそうで、いくつかのリトアニアのビールは国際賞も受賞しているんだそうです。
また、お茶(紅茶)もよく飲まれ、カモミール、ローズヒップなどのハーブティーも紅茶と同じぐらい人気とのこと、
薬効のために多くの薬草が使われることが特徴的です。
また、ロシア周辺で有名な「クワス」もよく飲まれる飲み物です。
私も一度は飲んでみたいクワス、これはライ麦や大麦のパンの天然酵母で作る見た目コーラみたいな黒い炭酸飲料。
「焼いた黒パンを使ってクワスを作り、残ったクワスを使って黒パンを作る」という話もあり、
味は黒パンをジュースにしたような風味で 爽やかな喉越しと独特の甘酸っぱさがある。という日本人的には ??? ですが、
いつか一度は飲んでみたいです。(一度でOKな気がしますが・・・)
リトアニアでは、ライ麦パンで作るものやケシの実で作るものが人気で、ガラス瓶入りで流通しているそうです。
「リトアニア風」というわけではありませんが、東欧風のインテリアコーディネートも見てみましょう。
リトアニアを含むバルト三国や周辺の旧共産圏の国々のエッセンスを取り入れたインテリアコーディネートのポイント、
キーワードは「レトロ・ノスタルジック」といった感じのかわいいスタイリングだと思います。
雑貨感が強く温かみがある感じでしょうか。
北欧風のすっきりしたスタイリングに対して、レトロだったり伝統的なテイストの可愛い小物を集めているイメージ、
色味としてはウッド感がありアースカラーを基調にしたカラーコーディネートが特徴かと思います。
語弊があるかもしれませんが、少し「実家・おばあちゃんの家」といったエッセンスを少しいれると雰囲気がでます。(個人の感想です。)
かつてソ連の一部だった東欧の国々、
社会主義体制のもとでは慢性的に物資が乏しく生活用品常に不足しているという状況でした。
家具や雑貨も気分で買い替えたりといったことはなかなかできず、壊れたら修理し手入れして大切に使い続けるのが当たり前。
しかも、手に入る家具も簡素な量産品で同じデザインという共産主義あるある。
そんな状況でもオリジナリティを楽しみ、もっているものを活かして工夫で乗り越えてきたわけですね。
ラグやクッションカバー、陶器といった温かみのある雑貨、
木製だったり少しくすんだ優しい色合いの小物をセレクトして集めがディスプレイが東欧風のイメージ。
家具は小ぶりなものをセレクトして置くことでレトロ可愛さを演出もできます。
デザインは無地よりも柄が入ってカラフルなものがおすすめ。
色数は多くても全体のトーンを統一することでまとまりが出ます。
素朴なテイストの東欧インテリアですが、気をつけたいポイントが照明です。
ご家庭では蛍光灯の明かりがまだまだ一般的。
明るく色の再現度も高いのでなにかと便利なのですが、
青白い光はレトロかわいいお部屋には少し明るすぎるかもしれません。
雰囲気が合うのは温かみがある白熱灯色(電球色)の照明です。
蛍光灯(昼白色)と比べて影ができやすいのですが、
暖かな光で雰囲気がアップし、インテリアの色柄を引き立たせてリラックス効果を生み出します。
テーブルランプやスタンドライトなど間接照明を取り入れるのもおすすめ。
空間に奥行きを演出する効果も期待できます。
ナチュラルな雰囲気をベースに可愛い小物使いがポイント、
取り入れやすく原状復帰もしやすスタイリングですのでぜひお試しくださいね。
さてさて、びっくりカーテンでリトアニアといえば、「リトアニアリネン」ですね。
リネン=麻の産地としても有名なリトアニア、
亜麻は、麻の中でも一番しなやかで柔らかく、衣類に適した素材と言われています。
寒暖差の大きな気候がフラックス(植物の状態の亜麻)の栽培に適していて、良質なリネンが作られています。
リトアニアの良質なリネンを使ってジャカード織りでデザインしたナチュラルでぬくもりのあるラインナップとなっています。
麻の中でも上質なリネンを、先染めの糸から丁寧に織り上げており、
デザインはヨーロッパのテイストをそのまま表現していますので、他にはない上質で洗練されたデザインに仕上がっています。
カーテンのデザインも特徴的。
東欧風インテリアとも相性のいいカーテンをいくつかご紹介致します。
【リトアニアリネンシリーズ】リトアニア産の上質な亜麻を使ったリネンカーテン <pilnas ピルナス ナチュラル>
【リトアニアリネンシリーズ】リトアニア産の上質な亜麻を使ったリネンカーテン <gele ジェーレ>
【リトアニアリネンシリーズ】リトアニア産の上質な亜麻を使ったリネンカーテン <plentas プレンタス>
【リトアニアリネンシリーズ】リトアニア産の上質な亜麻を使ったリネンカーテン <ilgesys イルギシス>
【リトアニアリネンシリーズ】リトアニア産の上質な亜麻を使ったリネンカーテン <grazus-グレーザス ベージュ->
いずれもレトロかわいさがあるカラフルデザインをセレクトしてみました!
お好みに添えるアイテムがあればうれしいです。
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ご覧いただきありがとうございました。
びっくりカーテンツアーズ、第6回目のリトアニア編をお送りしました。
今まであまり馴染みがなかった国でしたが、
リトアニアのことを知れて、私も大変興味深かったです。
びっくりカーテンツアーズ、またお会いできる日を楽しみにしております。
今後ともびっくりカーテンを何卒よろしくお願い申し上げます。
びっくりカーテンツアーズ、その他の国はこちらからどうぞ!
大阪本町店 北井
●出典・学習元
・外務省ホームページ(リトアニア共和国)
・阪急交通社
・ウィキペディア
リトアニア
リトアニア料理
シャコティス
カウナス