皆さまこんにちは。エミゴンです。
その日もいつもと変わらない朝でした。
いつもの時間に起きて身支度を整えてご飯を食べて歯を磨く・・・
いつものように8時前に出社の準備をしているその時でした。
立っていられないほどの大きな地震が建物を揺らしました。
6月18日の朝、関西地域は混乱の週明けとなりました。
私たちびっくりカーテンの事務所・ショールームは地震の震源地付近とされる大阪府高槻市にあります。
スタッフの多くが高槻市内または高槻市からそれほど遠くない場所で暮らしています。
私もそのひとりで今回の地震を身を持って体感しました。そのようなこともあり、今回のコラムは地震によって改めて気が付いたこと思ったことを書きたいと思います。
● まずは身の安全を ●
学生の頃は地震訓練が定期的にあって、学校にいる時に地震が起こった場合は机の下に身を隠したりグラウンドまで避難したりという流れが自然と身についていました。
今回、地震が発生した時はというと自宅の壁を持って立っているのがやっとで、私はただただその場に固まってしまいました。こういう時に身の安全を確保する行動って本当に取れないものです。
しかも後から考えると自分の部屋に安全な場所が確保できていないこと、とりあえずここに身を隠そうと思える場所がないことに気が付きました。
家の中は過ごす時間が長い場所ですので、いざという時にどう行動するかどこへ避難するかということを予め確認して準備しておく必要があると思いました。
● 阪神淡路大震災から23年を経て ●
23年前に発生した阪神淡路大震災。私の暮らしている大阪北部でもかなり大きな揺れを感じました。
あれから20年以上経過しその間に各地で何度か大きな地震が発生していたにもかかわらず、当時、身を持って感じた恐怖心もどこか薄れていたように思います。
今回の地震でも揺れが大きかったため家具が倒れたり、棚の中のものが飛び出して破損したという話をよく聞きます。
近所に住む身内の家でも食器棚のたくさんの器が飛び出して破損し、他にも細々としたものが床に散乱している状況でした。
地震の揺れが収まった時に私がまず心配したのは食器棚の前に座っていた家族のことでした。
急いで確認に行くとテーブルの下で身の安全を確保しており、えらい!!と思ってしまいました。
心配の種だった食器棚ですが、よくよく確認すると食器棚と天井の間に突っ張りを設置しており、阪神淡路大震災の後に倒れてきては大変だからと他の家具も含めて対策をしていたことが分かりました。
阪神淡路大震災の時に対策を講じている場合も引っ越しや買い替えで家具やインテリアの配置を変更している場合も多いと思います。
本来であれば各地で地震の発生した時に自分自身の生活環境を見直す必要があったのだと思いますが、いま一度、増えた家具の設置や物の収納状況、危険な場所がないか再確認して対策を取りたいと思っています。
● 電気・水道・ガスのライフライン ●
私の暮らしている地域について電気は問題なく通っています。水道は地震から2日間くらいは濁った水が出ていたので断水の可能性もあると思い、今も浴槽に水を溜めたままにしていますが断水することなく使用できています。ガスについてはガスメーターが揺れを感知して一旦止まりましたが、翌日の朝にガス会社のホームページを確認して復帰操作をすると問題なく使用できるようになりました。
ライフラインに問題が出てくると近所のスーパーやコンビニでは水やカップラーメンなど一部の食料品が品切れとなっていました。
商品の無い棚を見ると何となく不安な気持ちになり必要以上に買い過ぎるということも起こってくるように思います。
現在はライフラインの復旧が早く物流も通っている状況ですので、比較的落ち着きを取り戻してきた状態にあると思います。
よく言われる事ではありますが普段から災害が起きた時の備えは絶対に必要だと思いました。
インターネットなどで災害時の備蓄用品のリストが記載されているので、落ち着いて行動するためにも必要なものを準備しておこうと思います。
● いつもの暮しの中に ●
地震の発生から4日が過ぎました。毎日、体で感じる余震があり不安で眠りの浅い夜を過ごしています。
1週間程度はまた大きな地震が発生する可能性があると報道されており、夜はベッドのそばに靴と懐中電灯、携帯を置いて寝ています。
不安な気持ちもありますがいつもの時間に起きて、いつもの生活を始められることはありがたいことだと感じています。
いつ発生するか分からない災害。いつものなんて事の無い日常に突然その瞬間は訪れます。
だからこそ普段の生活環境を改めて見直すこと、災害時の状況を想像して備えておくことが最も有効なことなのだと感じています。
また身の周りの人と助け合える関係性を築いていると本当に心強く感じます。
まだいつもの通りとはいきませんが今週末は身の周りの再確認をして、いま感じていることを少しでも形にしておきたいと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
末筆ではございますが地震により被災された皆様には心よりお見舞いを申し上げるとともに、ほっと心休まる日常生活が早く戻りますよう心よりお祈り申し上げます。
また当店では地震発生当日は急遽お電話対応を休止させていただきました。ご不便とご迷惑をお掛け致しましたことお詫び申し上げます。
そのような中、あたたかいお言葉やご心配をくださるお客様も多く感謝の気持ちでいっぱいです。
次回のコラムはハネタンが担当いたします^^楽しみにお待ちください!
▼高さ31メートルを超える高層マンションにお住まいの方は消防法で防炎物品の使用が義務付けられています。
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——エミゴンの過去コラム——
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