こんにちは!
もう2月ですね。よく言われる、1月が行って、2月が逃げて、3月が去っていくという、
年明けの、あわただしく時間があっという間に過ぎてしまう例えは確かにその通りに感じられますよね。
びっくりカーテンでは、実は毎年1月はお客様は通常の月よりも少なく、落ち着いているはずだったのですが、
今年に入ってからはなぜか??うれしいことに!!予定の1.5倍近いお客様にご利用いただけておりまして、
年始早々からテンテコマイでございます。
このペースを基準にして3月を迎えるとなると、部署関係なく、全員体制でお客様サポートに臨まなければならない状況でして、
まさに、うれしい悲鳴を上げている次第です(≧◇≦)もちろん、お客様、大歓迎です!
沢山のお客様に楽しんでいただきご利用いただくことが何よりものご褒美ですので、沢山のご来店、心よりお待ちしております!
さて、2月初めのコラムは、スタッフのお部屋訪問でも大好評を博したスタッフ「羽田」の北欧コラムから始まります。
おしゃれなお部屋を公開してから、お客様より同じ組み合わせでカーテンがほしいとお声もいただきました。
そんな羽田が北欧で感じたことをご紹介いたしますので、ぜひご覧くださいませ! by 片岡
【羽田が感じた北欧デザインの魅力】
こんにちは。スタッフの羽田です。
この度びっくりカーテンスタッフ一行は8月12日~19日の休みを利用して北欧(コペンハーゲン・ノルウェー・フィンランド)へ研修旅行に行ってまいりました!
人生の中で「北欧」に行ける経験を得るなんて、なんて幸せなことでしょう!
本当に日本では味わうことができない、様々な刺激がありました。
たくさんお伝えしたいことはあるのですが、各々ブログでご紹介する予定ですので、私からはほんの少しですが経験から感じたことをレポートしたいと思います。
今回のブログでは、【インテリアにおける日本と北欧の違い】についてです。
■日本で人気の北欧
日本でも大人気の北欧デザインですが、“北欧デザイン”と言うとどのようなものを想像しますか?
派手な色使い・大きくダイナミックなデザインパターン等を思い浮かべる方が多いかと思います。
北欧の代表的なブランドでマリメッコやフィンレイソンがありますが、これらのテキスタイルはダイナミックなデザイン・配色のものが多く、日本でも愛されていますよね。
当店でもフィンランドのVALLILA社の製品を取り扱っておりますが、お部屋のイメージを一新するほど強烈なインパクトがあります。
↓弊社取扱商品「バップクッカ」
撮影・記事 羽田
■北欧に行ってみて
私自身、そういったダイナミックなイメージを強く持っておりましたため、街並みもカラフルなものを想像しておりましたが、実際には郊外の街並みを除いては、シンプルかつ洗練されたモダンな街並みが広がっていました。
初めに訪れた「コペンハーゲン」は私自身が持つ北欧のイメージには比較的近かったかもしれません。
絵本のような街並みが広がっていて、スタッフも皆「可愛い~!住みた~い!」を連呼している状態でした。
庭付きの立派な家からこぢんまりとした可愛いらしいお家まで様々でしたが、共通して言えることは、どのお家も
庭のお手入れや窓周りの装飾を怠らず、非常にお洒落で洗練された印象であったことです。
↓コペンハーゲンにて ↓ノルウェーにて
実際の街並みを見て気づいたことは、色を思ったより多く使っていないということ。
私の勝手な印象では、ブルーや黄色、赤、緑など原色のイメージがありましたが、レンガ系のオレンジカラーやシックな色合いが印象的でした。
ノルウェーでは国旗の色である赤色を使用してもらえるよう、赤色のペンキは安く売られているとか。
各々の建物が主張してしまうと町の印象が崩れてしまうため、外観の美しさを損なわないようにしているのでしょうか。
夕暮れの時は日差しとオレンジの色が相まって、映画のワンシーンのようにうっとりする美しさでした・・・
コペンハーゲンでは修繕中の建物に被せられていたカバーも、建物そっくりにペイントされていて、美意識の高さが窺えました。
北欧3カ国共通してバスガイドさんが仰っていたのは、「衣・食・住」の中で最も「住」を重要視しているということでした。
理由として、寒い気候のため家の中で過ごす時間が長いということ、アジアに比べ体が大きい北欧の人たちは部屋を広々と機能的にすることが理想だからということでした。
ノルウェーのガイドさんから聞いた話では、借金をして家を買うことは当たり前、転居を数回繰り返しながら理想の家に移り住む方も多いようです。
北欧に限らずですが、ヨーロッパでは基本的に建物=芸術的な歴史建造物という考えがあるため、古い建物であっても修繕し、国の宝として大切に守っていくという意識が強く、新しい=価値があるという考えとは異なるようです。
私たちが訪れたノルウェーより600キロも離れた郊外にある『ラールダール』という地域は、古い町を守っている地域で、新しい家を建てるのは禁止されているとのことでした。
もし建てる場合は色や材木など指定があるそうで・・素晴らしい徹底ぶりですよね。
↓コペンハーゲン昼食で訪れたお店。素朴な雰囲気が素敵です。
■日本におけるインテリアの位置付け
日本ではどうなのか考えてみました。
考え方は人それぞれであることは大前提ですが、日本の若い方の中では「衣・食・住」の中での優先順位はまさに【衣>食>住】と思われる方も多いのではないでしょうか。
もしくは食>衣>住かもしれません。(日本の食文化は非常に優れていますもんね!)
もちろん住むところがないと生活ができませんので、一番大切だろうという意見を除いて、より充実させたいのは『住』と答える方は少ないのではないかな?と思います。
日本はやはり地震が多いため外観は凹凸のない耐震をメインにしたシンプルな建物構造ですし、夏は湿気が多く非常に熱いため、
過ごしやすくするための断熱カーテンや遮光カーテン等、機能を重視したものが良く売れています。(海外ではこういった商品はあまりありません)
最近ではインテリアに重きを置く風潮も強まっていますが、アパレルの市場に比べるとまだまだインテリアはこれからといった印象です。
余談ですが、海外の人から見ると、日本のファッションはかなり絶賛されていますよね。
創造的で斬新なものが多いと、個人的にも思います。
特に東京はミラノコレクションの開催都市でもあり、ファッション都市ランキングの20位以内にランクインするほど。
※米国データ調査会社Global Language Monitorが行った第10回目となる「世界のファッションの都市」ランキングより
日本の洋服に対しての情熱をインテリアにも向けられるようになれば、今後ますます発展が期待できそうです!
↓コペンハーゲンのカフェ。赤色のブランケットが差し色になっていておしゃれです。
■北欧研修で得たこと
北欧ブームの日本ですが、他のアジアの地域の人にはそこまで浸透していないそうです。旅行中には中国や韓国の観光客も見かけましたが、日本人が特に多い印象でした。
研修を通して日本人にここまで支持を得ている北欧デザインを、日本の文化とミックス(融合)して広げられたら素敵だな~と考えていました。
というのも、海外文化をそのまま取り入れても日本の良さがなくなってしまうので、やっぱり独自のものを築きたいと思うのです。
日本には美しい四季がありますし、四季折々の色使い・和の趣は唯一無二のものです。
それに、日本のモノづくりは精巧で綿密で素晴らしい匠の技と感性が生かされていて、海外でも高く評価されていますよね。
和と洋のいいとこ取りができたら理想ですが、中途半端になってしまっては意味がありません。
妥協せずによいものを、低価格でご提供したい。我儘な難題ですが、当店ではここ1.2年この課題に力を入れてきました。
特に反響の大きかったのは『marine & pierシリーズ』
海外で人気のあるマリンテイストを取り入れたデザインなのですが、日本の家屋にも馴染むよう奇抜すぎる色は使わず、試行錯誤を重ね作り上げた自信作です。
↓マリンピアシリーズ
デザインにこだわりがありことはもちろん、遮光や断熱・UVカットなど、必要とされる機能も充実しています。
商品を企画する中で当店が一番意識しているのは『他にないオリジナリティと日本人にも受け入れられやすい心地よさ』です。
■最後に
1週間ではありましたが、気候のよい北欧で時を忘れるような充実した時間を過ごすことができ、本当に幸せでした。
純粋に”楽しかった”というのもそうですが、私の中で感慨深いものがありました。
というのも、びっくりカーテンがオープンした当時、お問い合わせのほとんどは『インテリアを邪魔しない目立たない無地カーテンが欲しい』といったものがほとんどだったのです。
『あぁ、カーテンはあくまで脇役なのだな』と思っていました。しかしながら絶対になくてはならない必需品であることは確かなので、脇役スペシャリストを目指そう!と思っていました笑
当時のことを思えば、北欧文化を学びに北欧へ行くなんて信じられないことなのです。
ここ数年で北欧ブームが到来し、カーテンをインテリアのメインとして考えられる方が増えてきたことは、本当に嬉しいことだと思います。
私自身インテリアが好きなので思うのですが、模様替えをすると言ってソファや家具を買い替えるのってかなりハードルが高いですよね・・
カーテン1枚変えるだけで、部屋の雰囲気は一新されますし、カーテンを主役にしたほうが本当の意味で模様替えになります。
今なら、インテリアの主役はカーテンだ!と声を大にして言えます(o゚◇゚)ゝ
今回の研修で得た経験を糧に、今後もより良い商品・サービスを提供できたらと考えています。
インテリアの主役であるカーテン(しつこいですね・・)をたくさんある素晴らしいデザインの中から洋服を選ぶように自由に選んでいただけるようになるのが私の夢です。
さらなる野望を胸に、精進していきたいと思います。
コラム 記事/撮影 担当:羽田