大阪本町スタッフ日記VOL.103 びっくりカーテンツアーズ トルコ編

Merhaba(こんにちは。)
いつもありがとうございます。
びっくりカーテンクローゼット大阪本町店の北井です!
おなじみのびっくりカーテンツアーズ、今回はトルコにフォーカスします。
今回も長い歴史と豊な文化を持つ魅力的な国です!
トルコについて勉強してみましたのでお付き合いのほどお願い致します。

カッパドキアのラクダ岩

トルコ共和国(Republic of Turkey)
1 面積
780,576平方キロメートル(日本の約2倍)
2 人口
85,279,553人(2022年、トルコ国家統計庁)
3 首都
アンカラ
4 民族
トルコ人(南東部を中心にクルド人、その他アルメニア人、ギリシャ人、ユダヤ人等)
5 言語
トルコ語(公用語)
6 宗教
イスラム教(スンニ派、アレヴィー派)が大部分を占める。
その他ギリシャ正教徒、アルメニア正教徒、ユダヤ教徒等。

上記、おなじみの外務省ホームページから今回も引用させていただいております。

トルコ国旗

トルコ共和国、通称トルコは
西アジアのアナトリア半島と東ヨーロッパにまたがる共和制国家となり、
北は黒海とマルマラ海、西と南は地中海に面しています。
古くから古代ギリシャ、ペルシャ帝国、古代ローマ帝国、ビザンチン帝国、オスマン帝国との文化的な結びつきがあり、
豊かな歴史と文化を持っています。

アナトリア中央部に位置するアンカラは現代的な雰囲気の漂うトルコの首都。
また、有名な都市として、イスタンブールがありますが、
こちらはボスポラス海峡に面した国際都市となり、
17 世紀に建てられた壮大なブルーモスクやトプカプ宮殿、アヤソフィア博物館などこの街を象徴する名建築を見ることができます。

アヤソフィア博物館

日本と同じく国内に多くの断層を持つ地震国であり、ニュースになる事が多いですね。
日本のような他の地震国の多くと同様に、数多くの温泉があって、世界遺産の中に存在するものもあるんだとか。

トルコ地図

中近東であることや、地中海やエーゲ海という印象から気候は暖かそうなイメージですが、
実は沿岸地域を除くと冬はかなり寒いそうです。

沿岸部は地中海性気候に属するため、夏は乾燥していて暑く、冬も温暖な気候なので保養地としても有名。
首都のアンカラを含む中部アナトリア地方は夏は乾燥していて非常に暑くなるものの、
冬季は雪が多くて気温が−20°C以下になることも珍しくないそうです。
東部になると亜寒帯に属し、冬は非常に厳しい寒さ。
高原地帯では1月の平均気温は−10°C以下になり、標高が高い地域では−30°Cを下回り、−40°Cに達することもある酷寒地です。
ヴァン県のチャルディラーンというところでは、1990年1月9日に国内最低となる−46.4°Cを記録したんだとか。恐ろしい。

ちなみに、マイナス10度というとモスクワの平均気温と同じくらいです。
家庭用の冷凍庫の平均的な温度で、食べ物を冷凍保存するのに十分な寒さですね。

マイナス20度になると南極の昭和基地の冬の平均気温と同じくらい。
バナナで釘が打てる寒さです。

マイナス30度になると肺の空気が凍り、沸騰したお湯も一瞬で凍ります。
ボールペンなど様々なものが使えなくなり、
マイナス25℃以下になると、生きた木が立ったまま凍って裂ける「凍裂」が起こります。

マイナス40度となれば北極の平均気温になり、
エベレスト山頂付近の平均気温、あと、火星の平均気温と同じくらいといえばイメージしやすいですね。
鳥が凍死して落ちてくるといわれています。
(なお、世界の最低気温記録は、南極・ボストーク基地で記録されたマイナス89.2℃です。)
ちなみに北海道 旭川で観測した日本の観測史上最低気温が-40°Cだそうです。

※寒そうなイメージです。

なお、反対の高温記録としては1993年8月14日、シリア国境近くのマルディン県のコジャテプという町で48.8°Cを記録しているそうです。

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話題は変わって歴史や文化にも触れていきましょう。
トルコの正式国名は、Türkiye Cumhuriyeti(テュルキイェ・ジュムフーリイェティ)というそう。
日本語名のトルコは、ポルトガル語で「トルコ人(男性単数)」
もしくは「トルコの(形容詞男性単数)」を意味するturcoに由来するそうです。
英語など諸外国語では、トルコ共和国の前身であるオスマン帝国の時代から、Turkey、Turquie など、
「トルコ人の国」を意味する名でこの国家を呼んできましたが、元来多民族国家のオスマン帝国としては
「オスマン国家」などの名称が国名として用いられ、「トルコ人の国家」と認識することはなかったんだそうです。

中央アジアで暮らしていたトルコ人がモンゴル高原を中心とする遊牧帝国の
「突厥」を築いた6世紀頃にはトルコの語源になる「テュルク」が民族名として使われており、
現在のトルコ共和国では一般に、突厥の建国をもって「トルコの建国」と考えられているんだとか。

アナトリアには1万1000年から60万年前の旧石器時代からの遺跡が存在。
紀元前2000年末頃から鉄を作る技術が中近東世界に広がり、鉄器時代に入ったと考えられています。
学校で「小アジア」と習ったアナトリア半島と、最大の都市のイスタンブールは、
古代からヒッタイト、フリュギア、リディア、東ローマ帝国(ビザンツ帝国)など様々な民族・文明が栄えた土地になります。
11世紀にはトルコ系のイスラム王朝、ルーム・セルジューク朝の支配下で、ムスリムのトルコ人が流入するようになり、
土着の諸民族と対立・混交しながら次第に定着していくことに。
その後モンゴル帝国のバグダッド占領などの大きな出来事を経て生き残った部族の一つからオスマン朝が発展。
15世紀にはビザンツ帝国を滅ぼしてイスタンブールを都とし、
東はアゼルバイジャンから西はモロッコまで、北はウクライナから南はイエメンまで支配する大帝国を打ち立てました。

19世紀、オスマン帝国は衰退を始め、各地で諸民族が次々と独立。
欧州列強がこれに介入し、第一次世界大戦敗北。
ヨーロッパ各国の占領下に置かれ、オスマン朝は解体。
国土・国民の安全と独立を訴えてトルコ独立戦争が始まり、ムスタファ・ケマルさんを中心に結集、
1922年9月、現在の領土を勝ち取ったという歴史があります。

近現代のオスマン帝国、トルコは、ちょうど日本の文明開化と同じように西洋文明を積極的に取り入れてきましたが、
それとともにトルコ文学、演劇、音楽などの近代芸術は、言文一致運動や言語の純化運動、社会運動などと結びついて独自の歴史を歩んできました。
アジアとヨーロッパの境目に位置する環境のため、古くから様々な民族が流動し、
東西貿易の中心地として色々な文化が混ざり合い、ヨーロッパともアジアとも言い切れない独自の魅力があります。

たくさんの文明や国家が存在したトルコには貴重な文化遺産がごろごろとあり、
トロイ遺跡やエフェソス遺跡などの19の遺産がユネスコ世界文化遺産に登録されています。
また「トルココーヒー」や、おじさんがくるくる回るでおなじみの「旋舞セマー」などの無形文化遺産があり、
「カッパドキア文書」や「ピリ・レイスの地図」などの記憶遺産も登録されているそうです。

トルコ名物で有名なものをいくつかご紹介します。

【ハマム】

まずはトルコのお風呂「ハマム」です。
熱された大理石からなる蒸し風呂となり、垢すりやマッサージもお楽しみいただけます。
ハマムの室内は温度が50度に近い空間で、大理石の上に寝そべって身体を温める日本での岩盤浴がイメージ的には近いものになります。
日本の温泉や銭湯とは違って腰巻用タオル「ペシタメル」を巻いて入り、裸にはなれませんのでご注意ください。

古くからトルコにある公衆浴場で全盛期には街に必ずひとつはあったそうですが、
今では各家庭にお風呂があるのが一般的なので、数は少なくなってきているそう。

しかしガイドブックには必ずといっていいほど載っている人気の観光スポットになります。

ハマム

【キリム】

キリムは、縦と横の糸で織った平織の毛足も結び目も無い織物になります。
トルコ人が遊牧民族であった頃からアナトリアの女性に引き継がれてきた伝統の織物であり、住居にも欠かせないものでした。
なんと、紀元前2300年頃の最古のキリムや、
フリュギア王国の首都ゴルディオンの遺跡でも紀元前7世紀頃のキリムのような織物が見つかっているそうです。
ちなみにこのフリュギア王国、聞き馴染みがないですが、「王様の耳はロバの耳」のお話で有名な国だそうですよ。

草木染の自然的でありながら大地の強さをも持つ鮮やかな色合いと、
幾何学模様や自然や信仰や心情をモチーフにした伝統的なデザインが特徴的。
敷物としてまた壁に掛けたりして使われてきましたが、現在ではクッションカバーやバッグ、小物などにも使われています。

キリム

【トルコ絨毯】

キリムと同様に有名なものにトルコ絨毯があります。
これは遊牧民族のトルコ人が中央アジアからアナトリアへ持ち込んだもので、
2千年以上の長い間トルコ系民族の女性が織りなしてきた伝統手工芸であり、世界屈指の芸術品でもあります。

2本の縦糸に横糸を結ぶターキッシュノット又はギョルデスノットと言う二重結び(ダブルノット)製法で作られ、
1枚の絨毯を織るのに大変な手間がかかり、長い時間をかけて丁寧に織り上げられます。
まさに伝統の芸術品となり、世界中から求められるほど有名。
日本でもトルコといえばというイメージもありますね。

トルコ絨毯

本場トルコから直輸入したヴィンテージカーペット< Trad Flos -トラッド フロース->

< Trad Flos -トラッド フロース->

【トルコランプ】

ステンドグラスのような色とりどりのガラスの破片やビーズを張り合わせて作るモザイクランプが
「トルコランプ」です。
モザイク技術は6千年前から行われてきたと言われ、ローマ帝国やビザンツ帝国の時代に発達した伝統工芸になります。
その後のオスマン帝国でも宮殿にモザイクランプが装飾品として使われています。

職人が一つ一つ、切りガラスを組み合わせて模様を描くため全く同じデザインの物は一つとしてなく、
手作りの温かみのある光を放つ美しさは一見の価値アリですね。

トルコランプ

【トルコタイル】

トルコのモスクで目を引く特徴的な装飾が「トルコタイル」です。
青を基調とした美しいデザインは9~10世紀頃に中央アジアで興ったトルコ系民族のカラハン朝で作られるようになったのが始まり。
時のスルタン(皇帝)達や建築家が好んでタイルを建築に活用し、オスマン帝国の建築装飾には欠かせない物でした。

トルコで最も有名なタイルが「イズニック・タイル」。
ブルサのグリーン・モスクとムラディエ・モスクで始めて使われてから、オスマン帝国の巨大化と共に各地に広がりました。
その青いタイルから「ブルーモスク」と呼ばれるスルタン・アフメット・モスクなど、多くの有名建物にこの芸術的なイズニック・タイルが使われています。

ブルーモスク 内部

色鮮やかで繊細なデザインは装飾としてだけではなく、
お皿やカップなどの食器、花瓶などの雑貨にも応用されています。

【オスマン建築】
アヤソフィアや地下宮殿など中世のビザンツ建築の後、トルコの建築のメインとなったのがオスマン建築。
オスマン帝国時代の14~19世紀にイスラム近代建築の流れを汲みながら独自の発展を遂げ、
16世紀、スレイマン大帝の時代に活躍した建築家ミマール・シナンの偉業により、オスマン建築は絶頂期となりました。

イスタンブール歴史地区のブルーモスクやスレイマニイェ・モスクなどをはじめ、
エディルネのセリミイェ・モスクなど、世界遺産にも登録されている美しい建物が数多くあります。

ブルーモスク

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次は毎度おなじみ、美味しい食べものについて。
トルコ料理は伝統的に世界三大料理の一つとされています。
ちなみに世界三大料理とは一般的に、「中華料理」「フランス料理」「トルコ料理」を指しますが、
諸説あるものの、宮廷料理であったか否かということが基準として考えられるそうです。
中国・フランス・トルコいずれも歴史的に交易の中心地や通り道となっており、
各国から様々な素材、香辛料、調理法などが伝わりやすかったこと、
そして、多彩で貴重な食材や新しい調理法を使用して宮廷の王様や貴族のために追求し、
料理が発展していったわけです。
そうして発展していった料理は、いつしか他の国々にも広まり、他国の料理の礎になったとも言われています。

トルコ料理といえばケバブやトルコアイスが日本では有名ですね。
乳製品やヨーグルトを使用したレシピが豊富で、ギリシャ料理やシリア地方のレバノン料理などとよく似通っています。
また、イスラム教国ですが飲酒は自由で、ブドウから作られアニスで香り付けされたお酒の「ラク」が有名ですが、
ワインやビールの国産銘柄も多数あるそうです。

トルコ料理の定義としては、
・中央アジアの食文化である羊を中心とした肉料理が中心。
・ヨーグルトやナッツ類を料理として使う。
・黒海、地中海などの海産物を利用する。
・冷菜には地中海周辺で取れるオリーブ・オイルを使用する(温菜にはバターが好まれる)
・アラビア周辺から広がった小麦粉とアジアの主食である米の両方を使う。
と、東西の食文化を融合させた多彩な素材・味・調理法を持つことが挙げられます。

トルコ国内でも地域ごとに異なる特徴をもつ郷土料理があり、
北部黒海沿岸地域ではトウモロコシやアンチョビをよく使い、
南東部ではトウガラシの風味が強いケバブ類が発展、
西部では、特産のオリーブ・オイルの風味を活かした料理が多く、
中央部の中央アナトリア地方では、パスタ料理が名高いそうです。

代表的な料理、ケバブについても深掘りしてみましょう。
ケバブ、めっちゃ美味しいですがなんのお肉かご存知でしょうか。
私は羊だと思っていたのですが、日本で食べられるケバブはだいたいチキンだそうです。
トルコ自体がイスラム教国であるため豚肉はほとんど用いられず、トルコの気候が肉牛の飼育に適していないので牛肉もあまり使われず、もっぱら羊肉や鶏肉が使われるんだとか。
ヒツジやニワトリの肉を使った焼肉料理はケバブと言い、串焼きにしたシシュケバブ、ヨーグルトを添えて食べるイスケンデルケバブ、
挽肉を用いたアダナケバブ、ドネルケバブに似た調理法のジャーケバブなど種類も実は様々。
お肉を固まりにして回転させながら焼いたものを削ぎ切りしたおなじみのケバブが「ドネルケバブ」で、
一度は家でやってみたいと夢見るのがあるあるですよね。
最近では世界的にも身近なファーストフードとなり、日本でも屋台が見られるようになっています。

ドネルケバブ

中央アジアあたりの遊牧民をルーツに持つトルコの人々は、
古くから丈夫で病気になりにくく遊牧に向いた羊を飼い、羊肉や、羊の乳のヨーグルトやチーズが大好き。
チーズやヨーグルトはいろいろな種類があり、羊やヤギの乳から作った白チーズの「ベヤズ・ペイニル」が一般的。
また「羊飼いのサラダ(チョバン・サラタス)」という料理もあり古くから羊は身近で大切だったんですね。

ちなみにチョバン・サラタスは昔、羊飼い達がサラダ用の野菜を持って山に行き、山の中で調理したのが名前の由来だそうです。

トルコの主食はパンでトルコ語で「エキメッキ」といい、フランスパンに似たものなどさまざまな種類があります。
エキメッキには、トルコ語で「食事」とか「食料」という意味もあり、日本語の「ごはん」と同じ感覚です。
またお米も食べますが、インディカ米、ジャポニカ米両方ともピラフに調理して食べる他、ジャポニカ米で様々なプディングが作られるそうです。

サバサンド

トルコでは朝食に、エキメッキと、新鮮な野菜や果物、オリーブの実、白チーズなどをたっぷり食べます。
パンにははちみつ、ジャム、カイマックという水牛や牛の乳汁から作るクリームなどをつけます。
朝食は豪華でゆっくりと時間を過ごしという習慣がありますが、これは1日2食だったオスマン帝国時代に生まれ、
1日の始まりに朝のお祈りと朝の仕事をしたあと1回目の食事をし、日没後にお祈りの後に2回目の食事というスタイルだった為、朝と夜の間に時間が開くので、たっぷりの食事をした習慣が残っているそうです。
なお、トルコの紅茶「チャイ」は朝食に限らず、1日中飲まれています。

飲み物についても見てみましょう。
トルコはムスリム(イスラム教徒)が国民の99%を占めるのですが、
飲酒については寛容でほとんど自由に行われているそうです。
トルコで一般的なアルコール飲料の一種であるラクをはじめ、ワインやビールも数多くの国産銘柄があります。
ラクはアニスで香りづけされた蒸留酒の一種となり、水で割ると白く濁ることで有名です。
これは、中東のアラブ人の酒「アラック」がトルコに伝わったものだそうで、古い歴史を持っています。

ラク

チャイ(紅茶)やコーヒーは食後にデザートと一緒に飲んだり、
仕事中に一休みするときや交渉事のときなど、日常の様々な場面でよく飲まれています。

チャイは蒸して濃く煮出したものを、好みに応じて湯で薄める淹れ方が伝統的。
ガラス製の小さなカップに注ぎ、多めの角砂糖を溶かして飲むそうです。
コーヒーはジェズヴェという小さな専用の鍋にコーヒー粉末と砂糖を入れ、直接火にかけて煮出す淹れ方が伝統的な淹れ方です。
この淹れ方はバルカン半島から中東まで各地でみられ、欧米や日本ではトルココーヒーと呼ばれて知られています。
トルココーヒーの文化と伝統はユネスコの無形文化遺産に登録されており、コーヒーを飲み終わったカップの底を模様に見立て、
模様から飲んだ人の運勢を占う「コーヒー占い」という面白い文化もあるんだとか。

トルココーヒー占い

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トルコと日本の関係でよく語られるストーリーで、エルトゥールル号遭難事件が有名です。
1890年に現在の和歌山県串本町沖でオスマン帝国の軍艦エルトゥールル号が遭難、
多くの犠牲者が出た事件でしたが、地元の大島村の人々が懸命に救助活動を行い、
また、遺族へのお見舞金も集められたという出来事があり、トルコの人々が日本人に好意をもってくれるきっかけとなりました。

その後、1985年のイラン・イラク戦争の際、イラン上空の航空機を無差別に攻撃するとイラクの宣言により、日本人がイランから脱出できない状況に陥るという事件がありましたが、トルコからの救援機のおかげで無事に日本へ帰国できたというお話です。

当時、トルコのビルレル全権大使は「トルコ人なら誰もが、エルトゥールルの遭難の際に受けた恩義を知っています。ご恩返しをさせていただきましょうとも」と答えたと言われており、私はこの話が大好きです。
エルトゥールル号遭難事件は近年でも映画になっていますのでぜひチェックしてみてください。

串本町 トルコ軍艦遭難慰霊碑

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さてさて、トルコ風の雰囲気を取り入れたインテリアですが、ポイントは、雑貨使いかと思います。
オリエンタルな色合いとエキゾチックな模様が魅力的な雑貨が多く、取り入れていただくとお部屋がおしゃれな雰囲気になります。

上記の通りトルコ絨毯やラグが有名ではありますが、安いものではありませんし少し勇気もいるところ、
気軽にエッセンスを取り入れるにはシェニール織りやキリムのデザインを取り入れたチェアパッドやクッションカバーといったアイテムがおすすめ。
一つ一つ個性がありますが、小さな面積のポイント使いなら失敗も少なく取り入れやすいので大活躍します。

トルコのクッションカバーとネコ

ファブリックの柄・デザインには、遊牧民の暮らしから派生したモチーフや技術が生かされ、
また、トルコの生活に根ざしているイスラム教のモスクの壁や天井を彩るイスラム模様、
ステンドグラスやトルコランプといったものをデザインベースにした模様も多いですね。

【HOME SWEET HOME – ホーム スウィート ホーム】 カラフルなブロックプリントがかわいいクッションカバー<block palace ブロックパレス>45x45cm

ブロックパレス

【Patati Patata】モロッカンやBOHOにおすすめ!シェニールを使用したジャガードスツール・オットマン・テーブル<ヒンディプフ>

ヒンディプフ

シェニール織は、イスラム模様をベースにした柄が多く、もともとヨーロッパへの輸出用として作られ始めたことが発祥だそうです。
適度な厚みと艶やかな光沢感があって高級感も持っているのが魅力。
インテリアコーディネートに取り入れやすいいところが近年でも人気です。

上でも紹介した「トルコランプ」もおすすめ。
美しい彩りの細工が施され、モザイクガラスならではの印影が魅力です。
モザイクガラスを通して漏れ出る灯りが部屋じゅうに広がり、とても幻想的な空間を演出します。
本場のモザイクランプは、職人による手作りなので1つとして同じ柄はなく、世界に一つという出会いもうれしいところですね。
モザイクガラスは色もカラフルなので、色によってリラックス効果や優しい雰囲気など選ぶカラーでいろいろな空間づくりができますね。

トルコランプ

小物ではキュフタヤ陶器もいいですね。
トルコの中でも有名な陶器の産地「キュフタヤ地方」で作られた陶器のことを指し、
モスクの壁面を彩るイスラム模様のタイルが由来です。
幾何学文様やイスラム文字をあしらった文字文様、チューリップなどをモチーフにした植物文様の3種が代表的。
ちなみにキュフタヤ陶器は、食器には少し不向きで小物やアクセサリーを入れるトレイにしたり、
壁へのデコレーションなどにしてお楽しみいただくのが良いようです。

キュフタヤ陶器

びっくりカーテンでトルコといえば、何と言っても「トルコレース」ですね。
トルコのレースカーテンは、繊細でエレガントな刺繍の表現でとても有名。
百貨店などでも、非常に高価な価格で販売されています。

当店では、独自のルートで生地を直輸入しておりますので、
とてもお買い得な価格でお求めいただくことができ、デザインにも自身があります!
しかも、横使いの生地が多くカーテンに仕立てた時に、
継ぎ目ができない商品が多いので、綺麗なデザインをそのままお愉しみいただけます。

トルコレース

エレガントなドレープカーテンと合わせてゴージャスなコーディネートもいいですし、
リネンや天然素材と合わせてのシャビーシックなテイストもとても人気です。

トルコレース

お部屋が華やぐ素敵なトルコレース、是非チェックしてくださいませ。
【●当店オリジナル●トルコ刺繍レースカーテン】 

また、他にもトルコ産のファブリックを使用した素敵なカーテン、いくつかご案内させていただきます。
どれもずっと眺めていたくなるデザイン、お好みに添える物があれば幸いです。

ナチュラル&リゾート 【 BOTANIQUE-ボタニークシリーズ- 】< limpio リンピオ>

リンピオ

【Luce.(ルーチェ)】モダン&シャビーシック < Urbion ウルビオン グリーン>

ウルビオン

【Luce.(ルーチェ)】モダン&シャビーシック < Lace Kentia レースケンティア グリーン>

レースケンティア

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ご覧いただきありがとうございました。
びっくりカーテンツアーズ、第5回目のトルコ編はいかがでしたでしょうか。
歴史と文化が豊かなトルコ、身近に感じて頂ければうれしくございます。
次回も新たな国にフォーカスしてご案内致しますので、引き続き何卒よろしくお願い致します!

びっくりカーテンツアーズ、その他の国はこちらからどうぞ!

【 びっくりカーテンツアーズ バックナンバー 】

大阪本町店 北井

●出典

外務省ホームページ(トルコ共和国)

ターキッシュエア&トラベル(TURKISH Air&Travel)

明治ホールディングス株式会社(明治の食育)

・ウィキペディア
トルコ
トルコ料理