大阪本町スタッフ日記VOL.112 やっぱり大事・カーテンの採寸方法について 

こんにちは。
びっくりカーテンcloset大阪本町店の北井でございます。
 
夏真っ盛りの今日このごろいかがお過ごしでしょうか?
お子様や学生さんは夏休みも始まってうれしいところですね。
熱中症は怖いのでお気をつけくださいませ。
 

 
今回のブログは採寸方法についてのおさらいです。
「それ、前にも読んだ気がする・・・」というお客様には申し訳ございません。
何度目かの内容かもしれませんが、カーテンのご注文にあたって大変重要なところになり、
また、ご来店のお客様から店頭で「測るところを間違えてた・・・」というお声をいただくこともやはりあって、
今一度、ご案内させていただきます。
せっかく暑い中お越しいただいたのに大変申し訳ないですしね。
 

 

そもそもどこを測るのか?

窓に取り付けられたカーテンレールの例

さてさて、カーテンのサイズ計算で大切なもの。
それは「カーテンレールから計測したサイズ」になります。
 
よくお窓のサイズや新築のお家の図面からの開口部サイズを教えてくださるお客様がいらっしゃるのですが、
カーテンはカーテンレールに吊るす形になり、
一般的には「窓の幅より長いレールを、窓よりも上の位置に取り付ける形」になります。(正面付けの場合)
 

 
カーテンの場合片開きなら左右どちらか、両開きなら左右に開けたときに生地のたまりができるので、
その分を見越してお窓の開口を確保できるよう、窓の左右にレールをはみ出させるためであり、
取り付け位置としても、上からの光漏れを防ぐために窓の上の壁にレールをビス止めして、
窓全体を覆えるようにするためです。
 
従って、窓サイズだけではカーテンの正確なサイズを計算できず、
あくまで予想に基づいた概算
となってしまいます。
 
窓の中にレールを枠内取付けする場合は、
レールの機種さえわかれば、仕様を調べてお窓サイズから計算することができますが、
壁に設置するにしろ、天井のカーテンボックスに設置するにしろ、
「窓より長いレールを窓より高い位置につける」という形が一般的かなと思います。
 
ここからはご自身でこれからレールをお取り付けになられる方への情報となりますが、
レールの長さは窓枠外寸幅+左右7~10cmほどが多い印象。(レール幅=外寸幅+15~20cm)
ただし、窓のすぐ横が壁だったり、干渉物がある場合もありますので、はみ出す長さはご注意を。
 

【重要!】取り付け位置の下地について

下地チェック

取り付け位置は「窓の上」とお伝えしましたが、重要なのは下地があるかどうか。
下地とは、壁の面として一般的な「石膏ボード」を貼るための構造体の木材であったり、
カーテンレールやロールスクリーンなどの窓装飾品を取り付けるために入れている木材であったりというもの。
壁のつくりとしては、まず構造体があり、石膏ボードを構造体に打ち付けて、その上に壁紙を貼るというイメージです。
 
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その中で構造体とは別に、お家をつくるときに大工さんが窓の上、石膏ボードの奥に「下地」を入れてネジが打てるようにしてくれている感じです。
下地について詳しくは過去のブログをご覧いただけたら幸いです。
 
TBL VOL.91 『下地』って何のこと!? ~レールやメカもの取付けの重要ポイント~
 

取り付けることができる下地と注意点など

窓装飾品は一般的に木材下地への設置を前提としており、
石膏ボードを貫通してその奥の木材下地にネジを打ち付けることになります。
 
下地がないところに打つと石膏が崩れて落下の危険がありますし、
コンクリや土壁、または金属の下地といった場合は通常の木ネジが使えないので、
特殊なネジや工具、部品が必要になってきます。
 
合わせて、ボードが厚い・空間があるなど、下地までの距離が長い場合は、
付属のサービスネジでは長さが足りず、長いネジをご用意いただく必要があります。
 
 
ご新築の場合、図面の窓サイズは予定なので変更になる場合もあり注意が必要ですが、
窓枠まで含めたお窓の縦横外寸と窓枠トップから床までの長さがわかり、
下地の入り方とネジを打つ位置がわかれば、
レールの長さとそれに伴うカーテンの幅・丈のサイズを取り付け位置からの計算することが可能です。
 
別途レールをハウスメーカー様でお取り付けになられる場合は上記の情報と、
レールの品名や情報がわかればサイズ出しも可能になりますが、
何らかの事情で取り付け位置が変わったという場合はサイズが合わなくなる可能性がありますので
予めご了承をいただく必要があります。
 
と、いったことから、
レールを取り付けられる予定がお有りの場合はレール設置完了後、
すでにレールがある場合は窓ではなくレールをご採寸いただいたサイズをお伝えください。

本題 具体的な採寸方法

お待たせしました。やっと本題の「測り方」です。
 

採寸する箇所:幅について

 
まずは幅について、ご使用のカーテンレールの両端のリング間がお測りいただく箇所になります。
窓のタイプを問わず、幅については「レールの長さ」が基準なので↑の図で覚えていただければOKです。
多少、きっちり測れなくてもカーテンはきちんと閉まるようにレール幅より余裕を持たせるので
大きい分にはあまりご不便をおかけしないかなと思います。
 
レールの長さに対して上乗せする余裕の計算については、
現在、びっくりカーテンでは、商品ページでレール幅をご入力いただくと、
適切な余裕をのせたカーテンの仕上がり幅を自動計算できるので便利です。
 

 
一点お願いとなりますが、幅サイズをメールやお電話、店頭等でご指定いただくける場合は、
その数字が「レールの幅」なのか、「カーテンの仕上がり幅」なのかを必ずお伝えいただけるようにお願いします。
(特にメールの場合はご明記いただけると大変助かります。)

採寸する箇所:丈について

カーテン丈としては「レールのリング~裾まで」がご注文の丈サイズ。
窓のタイプによって測り方と計算の考え方について少しパターンが変わるので注意が必要です。
窓のタイプは大きく分けて、
床まである「掃出し窓」と床までない「腰高窓」の2種類がありますが、
測り始めのスタートはいずれも「カーテンレールのリング」です。
 

 
「レールのリング~裾まで」と上で案内しましたが、レールのリングにカーテンのフックをかけるので、
実質、「カーテン丈=フック~裾まで」という形。
リングから測り始めて、裾をどこにしたいかが考え方のポイントです。
 
【掃出し窓の場合】
 
床まである「掃出し窓」の場合はリングからスタートして、
床まで測り、裾が擦らないように1cmくらい浮かせる(リング~床-1cm)のがなるべく床までカバーできておすすめ。
 

 
窓の下が少し小上がりになっている窓も多いですが、床までと考えて(リング~床-1cm)の計算のほうが隙間が少なくていいかなと思います。
 

 
 
【腰高窓の場合】
 

 
床までない「腰高窓」の場合は気をつけないといけないことがあり、
通常の腰高窓か出窓(もしくは窓下カウンター)かどうかです。
 
通常の腰高窓の場合は下からの光漏れが少なく、窓をしっかり覆えるようにリング~下の窓枠までご採寸いただき、
15~20cmほど長くしておくのがおすすめ。
光漏れを防止し断熱性を確保するには15cmくらいが適当ですが、
長くするほど遮光性と断熱性はアップが期待できます。
しかし、窓下に置かれる家具やお好みのバランスもありますので、伸ばす長さはご調整ください。
 
出窓やカウンターの場合は長くすると裾が擦ってしまいますので、
掃出し窓と同じように、擦らないように裾を少し上げておくのがベター。
厚地・レースともに、カウンターまで-1cmの長さが隙間も少なくて良いのではないかと思います。
 
あと1点、こちらもご注意ください。
 

 

厚地とレースの長さの違いやその他のこと

そうそう、出窓タイプを除いて、厚地の後ろにレースをかける場合、レースの長さは厚地より1cm控えておくのが、
閉じたときにはみ出さずおすすめです。
フロントレースにする場合は前後を入れ替えて使っても自然になるよう、同じ丈で問題ないと思います。
 
当店ではわかりやすい図入りの採寸方法ページがありますので、
下記にてご案内させていただきます。
フックの説明や、ひだありカーテン以外のイレギュラー仕様の場合の採寸方法も案内がありますので、
ぜひご一読くださいませ。
 
【カーテン採寸方法】
 
レールの採寸作業については、
高いところになるのでカーテン採寸用の先がフックになったメジャーがあると便利です。
大阪本町店ではサイズのご相談や詳しい採寸方法のご案内、メジャーのお渡しも可能ですので、
ぜひお気軽にお申し付けください。
 
また、ご新築やリフォーム、お引越しで
・これからレールやその他シェード、ブラインドなど窓装飾品を取り付ける、
・これからだけど取り付けができるか不安、
・窓が多くて大変!
という場合には有料サービスになりますが「出張採寸・取付」サービスのご利用も安心です。
 

 
採寸・取付専任のスタッフがお伺いし、お窓の採寸や、下地・お取り付け可否の調査から取付まで対応いたします。
 
詳しくは以前投稿のブログも合わせてご確認くださいませ。
大阪本町スタッフ日記VOL.91 出張採寸のおすすめとご案内★
 
大阪本町店でも「出張採寸・取付」サービスについて、お申し込みやご相談喜んで承ります!
ぜひお気軽にどうぞ!
 

最後に

ご覧いただきありがとうございました。
レールの採寸がしっかり出来ていればぴったりサイズでかわいいカーテンをご用意できます!
せっかくのお引越しやお買い替えですので、快適な新生活をお迎え頂きたく、
私達がお手伝いできることがあればうれしい限りです!
 
びっくりカーテンcloset大阪本町店では皆様のお越しを心よりお待ちしております!
毎日暑い日が続きますのでくれぐれもお気をつけくださいませ!!
 

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