皆さまこんにちは!
本日もモロッコ現地からフレッシュなコラムが届きましたよ!
今回はどんな情報なのかドキドキ(o´艸`) さてさて、始まります!
夏バテは大丈夫ですか?(*^-^*)
今の季節、日中に通りを歩いてると喉が渇いて、一休みもしたくなります。
そんな時、日本だと自動販売機で飲み物を買いますよね。
でも…モロッコには「自動販売機」がないのです! えっ!? (*’▽’)
そう、モロッコでは「自動販売機で飲み物を買う文化」のない国なのです!(もちろん、飲み物を売ってる小さな個人のお店は、通り沿いにありますが…)
日本みたいに手軽に利用できる自動販売機の代わりに、こちらでは飲み物系やフルーツ系の「屋台」がいっぱい出てるんですよ。現地の人達の日常生活にとって、それら屋台は無くてはならないものになってるんですね。
例えば、搾りたてオレンジジュースの屋台、マンゴーやパイナップルを食べやすくカットして並べてる屋台、サトウキビジュースの屋台、レモンジュースの屋台など、とてもバリエーション豊かです!
今回のコラムでは、日本では食べられない、モロッコならではのユニークな屋台を1つ皆さんにご紹介しますね!
「サボテンの実?? ん? それって、食べられるの??」
皆さんからの不思議そうな声が聞こえてきそうです(笑)
実は私もそうでした! モロッコで初めて見た時、この「緑色の物体」が最初どういう食べ物かわからず戸惑ったものです(笑)
下の写真は、シャウエンからバスで南に5時間の場所にある、フェズと呼ばれる街で撮影した「サボテンの実」の屋台です。実際はこんな感じで売られてるんですよ♪
屋台は移動可能です。
朝、どこからともなくおじさん達が、サボテンのキレイに並べたリヤカーを手で押しながら、自分の販売する定位置までやってきます。
向こうの屋台のご主人は黒いジャンバーを着た男の人です。私は、手前の屋台で買いました。
<サボテンの栄養>
食物繊維、ビタミンCが豊富
<サボテンの効能>
◎動脈硬化を予防
日常生活で体内に発生する活性酸素は、体にとって必要な物質ですが、過剰に発生すると血中の脂質を酸化させるため、動脈硬化の原因のひとつとなります。
カクタスフルーツに含まれるベタレイン色素には体内の活性酸素を除去する働きがあり、血中の脂質の酸化を防ぎ血管を若々しく保ってくれるため、動脈硬化の改善や予防に効果があるといわれています。
◎むくみを改善する効果
カクタスフルーツには利尿作用があることが古くから知られており、むくみの原因となる余分な水分を排泄することが実験により証明されています。
このメカニズムは科学的には証明されていませんが、現在研究が進められています。
◎美肌効果
カクタスフルーツ特有のベタレイン色素には紫外線によって発生した活性酸素を抑制する働きがあり、ビタミンCの効果と合わせてメラニン色素の発生を抑える効果があります。さらに、豊富に含まれるビタミンCがコラーゲンの生成を促進し肌のハリが保たれることにより、しわの予防や改善にも役立ちます。
また、豊富な食物繊維により腸内環境を改善する働きがあるため、カクタスフルーツを摂取することは美しい肌へと導く働きがあるといわれています。
◎便秘を解消する効果
カクタスフルーツに豊富に含まれる不溶性食物繊維は、水に溶けない食物繊維です。水分を吸収して数十倍に膨らみ、体内を刺激して余分なものを押し出す腸のぜん動運動を活発にします。ぜん動運動が活発になると、不要なものが排出されやすくなり、便通を促すといわれています。
<参考元 : わかさ生活www.wakasanohimitsu.jp/seibun/cactus/
調べてると、色んな効能があることが分かりました! 「ああ!だからこのサボテンの実を食べると、朝のお通じが良のか♡」と効能を読んで、私自身とても納得しました(笑)。(*^-^*)
日本では珍しいけど、メキシコでは、このサボテンの実はポピュラーだとか。
モロッコ以外の国でも日常的に食べれるものなのですね。美肌効果ありと知ったので、私は毎日でも食べたい気分になりました(笑)。
だって、女性としてはいつまでも綺麗な肌でいたいですもの♡
<ご注意:あまり食べすぎるとお腹を下すそうです。1日5個ぐらいを限度としてくださいね>
ずらーっとキレイに並べられたサボテンの実。濃い緑色や黄緑色、中には赤く変化した色のものもあります。
おじさんに聞いたら、赤い色ではなく、適度な緑色をしたものが美味しいそうですよ♪
では早速、皆さんにモロッコ現地での買い方をご紹介しますね!
1.おじさんに、お金を渡して好きな数を注文します。1個1ディラハム=(約12円)です。
(自分で選んでもOK。又は、おじさんに美味しそうなものをお任せしても良いですね)
2.おじさんはナイフで上手にむいてくれます。
3.皮をむいた後、果肉の部分をお客さんが指でつかみやすいように差し出してくれます。
お店のおじさん、代わりに別のものをむいてくれましたが、
皆さんも受け取る時に、私みたいにツルっと滑らないように気を付けて下さいね(笑)
むいてもらったサボテンの実は、その場で食べてもいいし、歩きながら食べても大丈夫です。
車が通りにくいフェズ旧市街の路地裏はロバさんが重たい荷物を運んでくれ大活躍なのです。
(写真ではガスボンベを運んでますね)
かじって口に果肉を入れると、口の中が種でいっぱいになり、もごもごした状態になります。
種を取り除いて果肉だけ食べるのは、本当に至難の業でした(最初、食べ方がわからず、種を1つ1つ口の中から取って食べてたんですよ。難しかったです)
で、その様子を見てた隣のモロッコ人。
「その種ごと食べても良いよ」と、まるでアジア人は食べ方知らないのかよーみたいな感じで、微笑みながら私に食べ方を教えてくれました(笑)
でもね、実は私、何回食べても、何の味に似てるのかが表現できないのです(笑)。多分、今までに食べたことのない味だからかな(*‘∀‘)
でも、ジューシーで、美味しいのは確かです♡
でもね、次の写真をご覧ください。カサブランカという都市で買った時、屋台のおじさんはゴム手袋をしてたんです。
あれれ??? なぜだろう?
不思議に思って、側にいたモロッコ人にその理由を聞いてみました。
サボテンの実の表面には、非常に細いトゲが付いてあり、皮をむくときに指に刺さると痛く、取り除くのにとても厄介だとか。。
虫眼鏡を使って取ったり、それでも取れない場合は病院で取ってもらうそうです。。
取れないからいいや、とそのままにしてるといつまでも痛さが続きます。
その予防のためにカサブランカの屋台のおじさんは、ゴム手袋をして皮をむいてくれたんですね。
お店の人でも、中には手袋を使わないで皮をむく人もいます。「それはなんで?」と更に聞いてみると、その人の手と指の革は職業的に、既に固くなってるんだよ。とのこと。 なるほど~。その話を聞いて、私は納得しました。わからない事、不思議に思った事は何でも現地の人に聞いてみるのが一番ですね!
このように、サボテンの実の皮には細かいトゲがあるそうです。なので、皆さん屋台で買う時には素手で絶対に触れないように気を付けて下さいね
サボテンの実は、夏限定の食べ物だそうです。
暑い日、ちょっと喉が渇いたな。水分が欲しいな。と思った時に気軽に1ディラハム(約12円)で買えるし、美肌効果もあり、お通じも良くなるので、とてもお勧めなんですよ。
今後も日本では食べられない、モロッコの興味深い食べ物やフルーツを、このコラムを通じて現地から皆さんにご紹介しますね。
それではまた次回まで。 (*^-^*)
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