皆さまこんにちは!
本日もモロッコからフレッシュなコラムが届きましたよ♪
現地での日常やディープな情報、インテリアや雑貨のご紹介など定期的に更新予定です。
今回はどんな情報なのかドキドキ(o´艸`) さてさて、始まります!
皆さん、こんにちは!モロッコ在住の日本人です。こちらで1人暮らしをして、約1年半になります。
日本を離れてイスラム文化のモロッコで暮らしてると、彼らの生活習慣を学ぶ事って色々あります。
例えば個人で営業している、日本のガイドブックには載ってないような、小さなホテルでの出来事です。
私の泊まった小さなホテルは、この路地の奥にありました。
誰かの自転車を発見!「何か絵になる1枚」と思って写真を撮りました。(*^-^*)
たまたま、ホテルに到着した時が「お祈りの時間」でした。フロント係のモロッコ人おじさん、フロントデスクから離れた部屋の隅で、約50cm×70cmのお祈り用ラグを床に敷いて、メッカの方向に向いて、ひざまずいてお祈りをしているのです!
おじさんの「お祈り」が終わるまで、私は静かにチェックインをフロント脇のソファーで待ってました。
モロッコスタイルのソファーです。
「お祈り」が終わるのをここで待ってました。
約10分後に「お祈り」が終わって、その「お祈り用ラグ」をクルクルッと巻き床に立てかけて、「ハロー」と笑顔で私の元へ、ようやく来てくれるのです。
そう、モロッコの人はお客さまよりも、「お祈りの時間」を彼らは優先するんですね。(ここはモロッコ。私は彼らの生活習慣を尊重してますよ♪)
※もちろん、外国人観光客の多いホテルでは、お客様を優先してくれます。お祈り時間と重なった場合は、心の中でお祈りするんですって。
泊ったホテルの部屋です。
超ローカルw
そして、私はモロッコに暮らしてると生活習慣の他に、彼らイスラム文化の考え方(価値観)も学ぶ事があります。
先日、30歳モロッコ人男性の友達(A君)とカフェでお茶した時、「へ~!、そんな考え方もあるんだ!」とメチャクチャ驚いた事があったんです!
私が住んでる街、シャウエンのメイン広場「ウタハマム」。その広場にはカフェが数件あります。
カフェで友達A君と、たわいのない話から始まりました。(私はアラビア語を話せないので、英語での会話です)
ミントティーを飲みながら(^^♪
私:「私ね、今年のGW明けに久しぶりに日本に帰るんだ~。寿司を思いっきり食べてやる~」
A君:「じゃあ、家族とか高校時代の友達とかに久しぶりに会うんだね。それは良かった」
私:「家族には会うけど、高校時代の友達に会うかは、どうかな??。ってゆうのも、昔は高校時代の仲良かった友達の連絡先を持ってたけど、自分の携帯電話の機種を変えた時に、連絡先を全く引き継がなかった時あって、それ以来彼女らとは連絡とってないのよ。私が今モロッコにいる事も彼女らは知らない。だからね、今、私が連絡とってる日本人の人は仕事関係の人だけなの」
私:「A君は、高校時代の仲良かった友達と今でも連絡とってるの?」
A君:「いつも一緒に出掛けてたりしてた大親友が1人いてね。高校卒業しても時々連絡とりあってたけど。。。でも、彼が3年前に結婚してね。その友達からこう言われたんだ。
『これからの自分の人生、自分の時間は愛する妻にささげたい。だから、もう俺ら連絡とるのは辞めよう』と。だから、もうその高校時代の一番仲良かった友達とは、連絡とってないよ。」
私:「ん? え? ん? へ? 何で?」(‘◇’)?
A君:「その友達は、とても愛する女性に巡り合えてね、この先の人生、仕事を終わった後は、彼の時間を主としてその女性の為に使いたいんだよ。男友達とつるむよりもね。
僕はその考え方理解できる。だから、『(この先、お互いに連絡を取り合わない事に)良いよ』と言ったんだ。」
そのA君の高校時代の大親友(B君とします)の考え方は、私にとってかなり衝撃的でした。
私的には、別に結婚したからって男の友情(連絡を取り合う)は続けてもいいじゃんと。。。。
B君にとって、初めてお付き合いした女性が奥さん。その奥さんにとっても、初めてお付き合いした男性がB君でした。
イスラム教の文化ってね、まだ、このような考え方の人はいます。
「お付き合いする=結婚」
(田舎に行くほど、このイスラム教古風の考え方は現在でも残ってます)
お付き合いする前に、女性の両親にお付き合いをしても良いか許可を出してもらいます。
B君にとって、待ちに待った女性とのお付き合い。それはもうその女性に、全ての愛情を注ぎたいわけですよ。
愛情表現豊かなパートナーとの将来を普段から妄想してる(*´▽`*) 私にとって、このB君の「自分の妻に対する(女性に対する)、一途な愛の考え方」はとても衝撃的なでした。
ただ、A君と、彼の高校時代の大親友B君の話だけで、もちろん「モロッコの男性の考え方は100%こうなんだ」と決めつけることはできないけれど、
今回のカフェでのA君と、B君+愛する奥さんの話。
・世の中にはこんな考え方の男性もいるんだ
・そこまで愛してもらえる男性に巡り合えて、この女性は幸せなんだろうな と
同じ女性として、考えさせられる話でした。
B君の奥さんとは別の話ですが。
ちなみに、イスラム教女性の特有の目だけを隠す黒い服装ってありますよね。
モロッコのカサブランカなどの都会ではあまり見かけませんが、モロッコの地方に行くと60%の女性が全身まっ黒の服装のだったりします。
イスラム教女性の特有の目だけを隠す黒い服装。
あれって、A君曰く「その女性は、外では髪とかセットしないで、お化粧もテキトーでにして、黒い服で覆ってる。でもね、家の中では旦那さんの為だけにお化粧もをして、旦那さんの為だけに着飾ってるんだよ。家の中ではセクシーな格好してるんだよ。
その意味はね、「私は、あなただけを一途に愛します」っていう彼女らの表現なんだよ。と
私:「えええええ!? そーなんだ、家の中ではセクシーな格好なんだ!ビックリ!」
モロッコには、もちろん(どこの国でもそうで)、時代の変化とともに、親の世代から受け継いだ古いしきたりよりも、新しいスタイルを好む若い男性や女性もいます。ただ私は、モロッコ人の中にはまだ古風な考え方若い人たちもいますよ、という事を皆さんにご紹介しよう思いました。(*^-^*)
こんな感じに日本を離れてモロッコに暮らして、現地の人と直に話すと彼らイスラム文化独自の「生活習慣」や「考え方(価値観)」を学べます。
イスラム文化って本当に深いですね。
では、また次回のコラムまで(*^-^*)
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