【 TBL VOL.83 もんじの山の神社へ行ったはなし 他 】
こんにちは!!システムエンジニアのモジモジもんじです(‘ω’)ノ
私の町では、山の神様を祭った神社があり
里から少し山に入った杉林の中に小さな祠がたててあります。
毎年、この地域の人たちが山仕事の安全や災害から守ってもらうためにこの神社にお参りしています。
私の育った京都府の美山町はほとんどが山林でして、昔は山を持っている人も多くしましたし、
また地域の村で共同保有する山もたくさんありまして
林業が盛んな頃は、多くの人が神社にお参りしたと年配の人から聞きます。
今年は12月8日が山の神様にお参りする日になっていて
文字家と近所の家が参拝者のお迎え役の当番でした。
今までは、父がこの役を行っていたのですが
老齢であるのと、最近心臓の具合もよろしくないので
私が代役を務めることとなりました。
この日に備えて前日に実家に帰り泊まっていました。
朝4時に起きて、背広に着替え(寒いのでカイロを2つ貼って)
当番になっているほかの2人と共に神社に向かいます。
車で途中まで行き、あとは歩きです。
まだ夜明けまでは時間があり、かつ山の中なのであたりは真っ暗です。
山の谷間をおりてくる冷たい冷気を感じながら山道を進みます。
懐中電灯で足元をよく見ていないと転倒しそうです。
さらに獣の鳴き声がして、一人だと怖くて歩けません。
神社についてから、参道に蝋燭を立てて火をともします。
参拝者の為のお神酒、米、するめを用意し、祠のちくに焚火を起こします。
薪は祠の隣の小屋にたくさん積んであるので、いくらでも燃やせます。
気温は0度ちかいので、焚火がないと寒くて立っておれないのです。
さらにこの日、小雨が降ってきて、風邪をひくのではないかと心配しましたが
薪をたくさん燃やしたので寒さもこたえなくなりました。
しばらく待っていると何人かの男の人がお参りにやってきます。
ここは女人禁制なので男しか来ません。
神社におまいりした方にお神酒をつぎ、
10粒ほどのお米と、するめを渡して食べてもらいます。
そして、焚火にあたってもらい、しばらく世間話をして帰っていきます。
5時前から、参拝者を待ち受けていて、8時頃に終わります。
参拝に来られた方は皆わたしより年配の方で60~90のお爺さんばかりでした。
来た人数も20人足らずで、年々数が少なくなっているようです。
私も含めた若い人たちは、(この村では50歳台は若ほうなのです)
山の仕事に携わることがなくなっているので
山の神様にたいする信仰心もうすらいでいて、お参りに行かないのだと思います。
おそらく数年後にはこの行事もなくなりそうに感じました。
ちなみに、現在は、山の管理のほとんどを、森林組合に委託しています。
森林組合が作業をした費用は、国に請求する(補助金が出る)ので、個人の負担はほどんどありません。
そしたら、山の木を売ったら儲かるだろうと思いますが、
国産の木材の価格は非常に安いので、たいした額にはなりません。
山を多く持っていても、林業だけで食べていくのは難しということなのです。
上の写真は、神社からの帰りに道にある蓮常寺というお寺です。
懐かしいので写真を撮りました。
文字家はこのお寺の檀家でもあるのですが、私の子供の頃は
この寺のお上人にソロバンやら習字をならっておりました。
塾などない地域でしたので小学生はお寺で習い事をするのがあたりまえだったのです。
いまでも続いていると思いますが、盆踊りや節分の行事もこのお寺で行われていました。
この日は雨が降っていたので、畑には行かず奈良の家にかえろうと思ったのですが
父が家の南側にあるみがんがたくさんなっているから持って帰ったらよいと
言ってくれたので、もらうことにしました。
ところが、みかん木のまえまで来ると実が鳥に食い荒らされてい半分くらいなくなっていました。
たぶんカラスのしわざだと思います。
みかんの木には棘があるので全滅は免れたようです。
まあ、かってになっているものなので腹もたたず、残っているみかんを収穫し、家にもって帰りました。
味はスーパーで買うみがんとさほどかわりません。
採った直後は酸っぱいですが、家に置いておくと甘くなります。
最近ビタミン不足な感じなので、毎日すこしずつ食べることにします。
<モジモジもんじ>
すっかり肌寒い季節になりましたね。防寒対策に遮熱機能付きカーテンはいかがでしょうか▼
超・高機能!エコロシリーズ
→スタッフブログ『突き抜けろ!びっくりライフ【TBL】』
————————————
当店のTBLコラムは週1でお届けしています。Facebookをフォローしていただけると嬉しいです♪
FACEBOOK リンクはこちらから