【びっくりカーテンスタッフコラム】カーテンでできる窓周りの防寒対策

【　TBL　VOL.117　カーテンでできる窓周りの防寒対策　】

皆さまこんにちは。エミゴンです。
すっかり寒くなりました。朝のひんやりした空気に金木犀の香りがふわっと漂ってきます＾＾大阪は紅葉が色付いてきました。
朝夜が寒くなって、そろそろ暖房を付けようかなと思う時期なので、本日は窓周りの防寒についてご紹介します(^o^)/

冬の寒い時期に暖房を付けているのになかなか部屋が暖かくならなかったり、特に足元や窓の近くでひんやりした冷気を感じることはありませんか。そんな方はカーテンの防寒対策で改善が期待できますよ！

●本日のメニュー●
1.冬の防寒に窓周りが重要な理由
2.どうやって防寒対策するの？
3.窓を覆うカーテンとは？
4.防寒対策ができるカーテンの生地はどれ？
5.持っているカーテンでできる防寒対策は？

1. 冬の防寒に窓周りが重要な理由

暖房で温めた室内の空気は壁や屋根、床、窓を伝わって室内から屋外へエネルギーが流出します。その中でも特にエネルギーの流出が大きいのが窓で、エネルギー流出全体の約50％を占めます。
つまり、窓周りに対策をとることが非常に有効なのです。
防寒対策をしっかりとることで室内の保温性を高め、暖房効率がアップし省エネにもつながります！

2.どうやって防寒対策するの？

さて、ではどのように対策をするのかというと、とにかく熱エネルギーの流出を防ぐということです。窓ガラスを二重ガラスにするなど様々な方法が考えられますが、今回はカーテンでできる防寒対策に絞ってご紹介します。
窓からの熱エネルギーの流出をカーテンで防ぐとなると、とにかく窓をしっかり覆うということが有効です。

3.窓をしっかり覆うカーテンとは？

具体的にどのようなカーテンが良いのでしょうか。

①『リターン仕様』
壁（窓）とカーテンまでの側面のすきまをしっかりと覆う仕様です。カーテンレール（ダブル）が正面付けの場合、壁とカーテンの吊り下げ位置までに通常9～10ｃｍ前後の隙間ができます。リターン仕様はこの隙間から逃げるエネルギーの流出や冷気の流入を防ぐことができます。

↑こちらがリターン仕様です。サイド部分を厚地カーテンがぐるりと覆います。

この場合、カーテンレールがリターン仕様に対応したレールであれば良いのですが、そうでない場合もありますよね。お客様から時々いただくご注文なのですが、厚地カーテンの一番端のフックをレースカーテンの固定リングに掛けてリターン仕様として窓を覆う方法で工夫される方もおられます。

②『カーテンの丈について』

窓をしっかり覆うということが大切なので、カーテンの丈も重要です。床からの隙間が大きいとその分、室内のエネルギーが失われ冷気が入り込んで足元が寒いという状況が起こりやすくなります。
厚地カーテンの丈については通常は床上1ｃｍをおすすめしていますが、窓をしっかり覆うという意味では床ぴったりやわざと床に裾を落とすという選択もあります。
以前に東北にお住いのお客様からご注文をいただいた際にしっかり防寒したいから裾を床に垂らしたいとご依頼をいただいたことがあります。
海外のお部屋のコーディネートではカーテンを床に垂らしていることも多く、生地のたるんとした落ち感を楽しんだり、ホームファッションとしてこのようなスタイルを選択される方も多いです。
裾を床に落とす場合はカーテンの生地によって見え方が大きく変わります。生地が硬いと床に落ちた部分がごそごそと硬い印象になるのでお好みに合わせて生地をご検討ください。

↑このように裾を床に落としたスタイルもとってもおしゃれで素敵ですよ！
お写真は<ロイヤルベルベットシャビーローズ>です。
4.防寒対策ができるカーテンの生地はどれ？

窓を大きく覆うカーテンなので、選ぶ生地によっても高い防寒効果が期待できます。生地は織りが密で厚みがある方が防寒対策に有効です。一般的に遮光性の高いカーテンは生地の間に黒糸を織り込むなどして遮光性を高めていることが多く、織りが密で厚みもあります。そのため非遮光カーテンよりは遮光性の高いカーテンの方が生地を通して伝わるエネルギーの流出入が少なくなり保温性が高くなります。また、生地の裏面をコーティングしたカーテンについてはさらに保温性が高まり、防寒対策として非常に有効です。