皆さまこんにちは!
モロッコ現地からフレッシュなコラムが届きました♪
今回はどんな情報なのかドキドキ(o´艸`)
さてさて、始まります!
こんにちは!モロッコ在住のユキです。
薬局って、皆さんはどんなときに行きますか?
モロッコでは「調子が悪いけど病院に行くほどではない」と言うときに、よく利用されます。
薬局はどんな小さな町でもありますし、大きな町だと町のあちこちにあるので、とても身近で頼りになる存在。
私も子どもが小さいので、ときどきお世話になっています。
今回は、そんなモロッコの薬局事情についてお話ししますね。
モロッコでは、Pharmacie(ファルマシー)とParapharmacie(パラファルマシー)の2つのタイプの薬局があります。
Pharmacieは日本で言う「処方せん薬局」。
薬剤師が常駐している薬局のことです。
それに対してParapharmacieは、赤ちゃんのミルクからコスメ用品まで幅広く扱う「ドラッグストア」のような薬局のこと。
数としてはParapharmacieが圧倒的に多いのですが、PharmacieとParapharmacieを兼ねた薬局も多いです。
大きな都市では、化粧品を主体としたような薬局も多いですね。
薬局が完全に病院と独立しているモロッコ。
病院で処方せんをもらい、薬局で薬を購入するのは日本でも同じですが、違うのが対象となる薬の種類。
モロッコの場合、赤ちゃんの予防接種のワクチンも薬局で購入します。
医師が処方して、そのワクチンを薬局で買って、また病院で注射・・・と言う流れ。
どんだけ面倒くさいんだ・・・(-_-)
しかも、全て有料です。
Pharmacieでは処方せんを受け付けていますが、実は処方せんなしでも薬は購入可能。
日本なら処方せん必須であるタイプの抗生剤も、簡単に購入できます。
実際にうちの子どもも何度かお世話になっていて、明らかに中耳炎だなーと思う症状だったときにPharmacieの薬剤師さんに相談して抗生剤を購入しました。
服用方法の説明は箱に殴り書きなのが、なんとも笑
風邪が流行る時期には、いくら調子が悪いとは言え、病院にはできるだけ行かせたくないもの。
そんな中、欲しい薬をサクッと購入できるのはありがたいです。
モロッコに来て、私がおもしろいなーと思った薬を2つ、ご紹介します。
<頭痛薬>
日本で頭痛薬と言うと、ほとんどは錠剤タイプですよね。
でもモロッコでよく飲まれているのは、水に溶かす「発泡剤」タイプ。
水にシュワシュワ溶ける様子は、まるでお菓子みたいです。
容器もなんとなく、おいしそうなラムネ菓子っぽい。
<シラミ駆除のお薬>
実は、幼稚園で子どもがもらってきたことがあって・・・
そう、その、・・・「シラミ 」を・・・。
大人より密なコミュニケーションをとる小さな子どもたちの間では割とよくあることらしく、
Pharmacieで相談したら「あー、シラミね。はいはい、それならこれ使ってね」みたいにあっさり薬を出してくれました。
駆除剤入りのシャンプー。
日本だったら嫌われそうな、インパクト大なパッケージ・・・。
シラミのシルエットが超リアル。
確か値段は2000円くらいだったような気がします。結構、高い。
モロッコの人たちはちょっとした不調なら、薬局で薬を買ってきて対処することがほとんど。
便利な側面、その背景には日本のように公的な医療保険がないと言う、日本とは異なるモロッコの事情があります。
保険が効かないから、病院にはお金がかかる。
だから、できるだけ行かない。
日本のように、気軽に病院に受診することが難しい状況があるのです。
「お金さえ出せば」きちんとした医療が受けられるモロッコではありますが、
命や健康の値段を直視せざるを得ないような厳しさを感じることも度々あります。
【ユキ】
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次回の更新をお楽しみに~!